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愛知県埋蔵文化財センター  - 公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団

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**いろいろな情報

my weblog : 201209

9/27/2012

考古学セミナーのご案内(再掲載)

Filed under: - palace @ 9:17 am

セミナー
左鹿 いつ?  平成24年9月30日(日)午前10時から午後4時まで
左鹿どこで? 愛知県陶磁資料館 本館講堂と講堂ロビー
左鹿 誰が?  県内外の考古学関係機関・団体
左鹿 何を?  プレゼンテーションとセッション、ポスターセッション等
右鹿 どのように? 気軽に楽しく!どなたでも参加できます!(申し込み不要)

赤鹿プレゼンテーション・映像放映 10:00〜12:00/13:00〜15:00

  10:00 開会
  10:10〜10:25 愛知県名古屋市玉ノ井遺跡の発掘調査について
                            長崎千明(名古屋市見晴台考古資料館)
  10:25〜10:40 豊橋市内田貝塚の発掘調査         松本泰典(豊橋市教育委員会)
  10:40〜10:55 畑間遺跡・東畑遺跡の発掘調査       宮澤浩司(東海市教育委員会)
  10:55〜11:10 堂外戸遺跡の発掘調査成果         森 泰通(豊田市教育委員会)
  11:10〜11:25 能田旭古墳第4・5次調査の成果      伊藤明良(北名古屋市教育委員会)
  11:25〜11:40 平成23年度普門寺旧境内確認調査の概要  村上 昇(豊橋市教育委員会)
  11:40〜11:55 小牧山城跡の発掘調査について      小野友記子(小牧市教育委員会)
  11:55〜12:10 清洲城下町遺跡の発掘調査        西野順二(国際文化財株式会社)
  12:10〜13:00 ( 休 憩 )
  13:00〜13:15 酸素同位体比を用いた年輪年代法     中塚 武(名古屋大学)
  13:15〜13:30 美濃国における古代寺院とその展開    小林新平 (名古屋大学)
  13:30〜13:45 豊田市城遺跡分布調査の成果と課題    廣野正嗣(南山大学)
  13:45〜14:00 田原市宮西遺跡の発掘調査について    安井 充 (愛知学院大学)
  14:15〜14:30 丹後国製塩遺跡と海部氏         山崎し央倫(三重大学)
  14:30〜14:45 岡崎市西牧野遺跡の調査         成瀬友弘(愛知県埋蔵文化財調査センター)
  14:45〜15:00 文化遺産カード事業について
                       中島和哉(NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク)
  15:00〜15:15 膠(にかわ)による文化財修復への活用   岩月真由子(文化財保存修復学会会員)

赤鹿セッション 塔の越遺跡と尾張国府 15:20〜16:00

石黒立人/永井邦仁/早野浩二(愛知県埋蔵文化財センター)
北條献示(稲沢市教育委員会)

赤鹿ポスターセッション

  「歴史の里」構想と志段味古墳群の調査     (名古屋市教育委員会)
  春日井シンポジウムと森浩一文庫        (春日井市教育委員会)
  文化遺産のみえる街づくり事業         (NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク)
  14Cウィグルマッチングによる年代測定     (株式会社パレオ・ラボ)
 【その他参加予定団体】
  愛知県埋蔵文化財調査センター 愛知県埋蔵文化財センター 瀬戸市埋蔵文化財センター
  国際文化財株式会社 ナカシャ・クリエイティブ株式会社 株式会社CUBIC 株式会社二友組など

鹿帯

●会場
 愛知県陶磁資料館
 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234
 電話 0561-84-7474 FAX 0561-84-4932  URL http://www.pref.aichi.jp/touji

鹿帯

●問い合わせ等
 (公財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター 調査課
    考古学セミナー「あいちの考古学2012」 担当:赤塚次郎・蔭山誠一・早野浩二
 〒498-0017 愛知県弥富市前ヶ須町野方802-24
 電話 0567-67-4163 FAX 0567-67-3054
 URL:http://www.maibun.com/top  E-mai:doki@maibun.com

鹿帯


9/24/2012

下山田代地区内遺跡発掘調査地元説明会のご報告

Filed under: - palace @ 8:45 am

◎調査課の武部です。
 先にお知らせしました通り、さる9 月15 日(土)に豊田市「下山田代地区内遺跡発掘調査地元説明会」が行なわれました。交通の便が決して良いとはいえない場所にあり、自家用車での乗り入れもお断りするなど、様々なご不便をおかけしましたが、それでも50 人もの参加がありました。 ありがとうございました。

現場
▲写真1:猪移り(いうつり)遺跡での説明会の様子

 当日は、柿根田遺跡・猪移り遺跡の2つの遺跡と、周辺3遺跡を加えた出土遺物展示会場を回るコースが設定されました。当センターの調査遺跡「猪移り遺跡」では、縄文時代早期を中心とした出土遺物と活動域となっていた地形について見学していただきましたが、参加の皆さんからは各地点で活発なご意見や多くのご質問などを伺いました。現地の丘陵を登り、あるいは縄文土器や石鏃など実物を前にして、さらに興味を深めていただけたのではないでしょうか。今後もこうした機会に、ぜひ遺跡にお出掛けください。

遺物
▲写真2:事務所での出土遺物の展示

*説明会の資料は、 こちら からダウンロードできます。 


9/21/2012

埋文展こぼれ話(その7)大鋸の登場

Filed under: - palace @ 8:45 am

◎調査課の臨時調査員 うつけ博士です。

 現在、愛知県陶磁資料館では、9月30日まで埋蔵文化財展「戦国のあいち」展を開催しています。今回は「信長を生んだ戦国尾張」のコーナーの隠れた見所の紹介の第7回目で、この展示コーナーで最も迫力のある見せ場の「清須城本丸石垣の土台木」のお話をしたいと思います。

 「下津」から「清須」・「岩倉」・「小牧」を経て、初めて近世的な城郭に至った「後期清須城」では、城郭に石垣や瓦葺き建物が構築されました。特に、1996年度に発見された本丸の東端部の石垣は、最大で2m の高さに巨石が積まれていました(写真1)。本来はその倍くらいの高さにまで積み上げられていたのでしょう。

1996石垣
▲写真1:1996年度の調査で発見された石垣

 この石垣は、現在清洲公園の一角にある「清洲ふるさとやかた」の北東に移築復元されています。一部の石材は本来の石材とは別のものが使用されていますが、大部分は出土した石材がそのまま積まれていますので、機会があれば、ぜひご覧になってその大きさを実感してみてください。

復元石垣
▲写真2:移築復元された石垣

 さて、この後期清須城の石垣は、地盤が軟弱な沖積低地に作られたため、この地盤を補強するために井桁状に組まれた土台木が据えられていました。枕木となる土台木A類は上面の中央に浅い溝が設けられ、その溝の上に横木となる土台木B類がのっていました。横木が動かないように杭も設置されていました。
 土台木を固定した杭の7割以上は、水に強いアカマツが用いられていましたが、土台木本体の方は、モミ、ツガ、アカマツ、カバノキ、トチノキなど16種の木材が使用されていました。土台木は、長さが250cm 以上、最大幅が約30cm を測る大きな材木で、大木の丸太材を半分あるいは4分の1に分割して作られました。

土台木
▲写真3:土台木の出土状態

 材木を縦方向に分割するためには、古くはクサビなどを打ち込んで割る方法が用いられていましたが、16 世紀
くらいになると「大鋸(おが)」と呼ばれる縦挽きノコギリが使用されるようになったといわれています。清須城の土台木の表面を見ると、斜めに連続した切断痕がみられる面があり、この部分は縦挽きノコギリが用いられて製材していたことが分かります。

切断痕
▲写真4:土台木の表面(縦挽きノコギリによる切断痕)

切断痕拓本
▲写真5:土台木の表面(縦挽きノコギリによる切断痕)

 このように、後期清須城の本丸を造営する際には、大工道具にも新しい技術が導入されていたのです。「戦国のあいち」展では、縦挽きノコギリにより製材された土台木が展示されていますので、ぜひ、自分の目でじっくりと観察してみてください。(文責 鈴木正貴)



9/19/2012

「発掘歴史探検」のご報告

Filed under: - palace @ 9:17 am

◎調査課の蔭山です。

 9月9日の日曜日に親子で参加していただく『発掘歴史探検』を実施しました。当日は好天に恵まれ、12家族34名の皆様で、歴史を探検しました。
 当日は、朝9時15分から受付けなのですが、スタッフより早い9時前から駆けつけていただいたご家族もあり、熱意が伝わってきました。
 朝一番は土器・陶磁器の接合作業の体験をしました。最初は初級から中級コースの別岨古窯跡出土の山茶碗からスタート。どんどん、接合が進み、中には上級コースの清洲城下町遺跡の出土土器・陶磁器にチャレンジする家族もありました。予定時刻の1時間が経つ頃には、品切れ状態に、この企画を担当した私(蔭山)にとっては、うれしい悲鳴をあげました。

接合
▲写真1:土器・陶磁器の接合作業体験
  皆さん割れた破片に格闘されています。

 その後現在開催中の埋蔵文化財展『戦国のあいち』展を見学。お土産グッズのモデルになった獅子頭の前で集合し、戦国時代の祭りについての解説をしました。
 昼からは、バスで場所を移して、豊田市下山地区で、私どもが発掘調査をしています猪移り遺跡の発掘作業体験をしました。大人も子供も皆さん、元気に手ガリと手スコをもって、縄文時代早期(約7000年前)の縄文土器や石器を発掘しました。一つも見つけられないお父さんから10個もみつける子供さんまであり、一つ見つけるごとにこれは何かと質問を受けました。

発掘
▲写真2:猪移り遺跡の発掘作業体験
  皆さん遺跡の土と向かい合っています。

 猪移り遺跡の発掘調査現場では、少し手狭の感じがあり、企画者としては申し訳ない状態もありましたが、皆様のがんばりで多くの発見ができたのではないかと思いました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。

記念撮影
▲写真3:最後に記念写真
  発掘作業体験をした猪移り遺跡B 区を背景に。


9/5/2012

栗狭間遺跡(くりはざま)遺跡の調査速報

Filed under: - palace @ 8:45 am

◎調査課の蔭山です。
 現在、豊田市下山田代町所在の栗狭間(くりはざま)遺跡の発掘調査をしています。8月下旬から発掘調査を始め、最初の調査区であるBa 区の調査がほぼ終了しました。今回はその調査成果を紹介します。

 Ba 区は南北の谷にある水田部分を調査し、縄文時代晩期から近代にかけての自然河道跡が見つかりました。川辺にあるような遺構は確認できませんでしたが、縄文時代晩期から江戸時代の遺物が出土しました。

調査区
▲写真1:栗狭間遺跡Ba 区の全景写真(南から)
 蛇行して流れる自然河道跡がみつかりました。

磨製石斧
▲写真2:縄文時代の磨製石斧
 縄文時代の磨製石斧が自然河道跡の西肩より出土しました。完形です(どこも欠けていません)!

剥片
▲写真3:縄文時代の剥片
 縄文時代の石器作りにともなうチャートの縦長剥片です。黒くて細長いもので、タテに長く割られています。

**9月15日に開催する「下山田代地区内遺跡 地元説明会」にて、磨製石斧などの展示を行います。
是非お越し下さい。


9/4/2012

考古学セミナーのご案内

Filed under: - palace @ 8:00 am

セミナー
左鹿 いつ?  平成24年9月30日(日)午前10時から午後4時まで
左鹿どこで? 愛知県陶磁資料館 本館講堂と講堂ロビー
左鹿 誰が?  県内外の考古学関係機関・団体
左鹿 何を?  プレゼンテーションとセッション、ポスターセッション等
右鹿 どのように? 気軽に楽しく!どなたでも参加できます!(申し込み不要)

赤鹿プレゼンテーション・映像放映 10:00〜12:00/13:00〜15:00

  10:00 開会
  10:10〜10:25 玉ノ井遺跡の発掘調査           長崎千明(名古屋市見晴台考古資料館)
  10:25〜10:40 内田貝塚の発掘調査           松本泰典(豊橋市教育委員会)
  10:40〜10:55 畑間遺跡・東畑遺跡の発掘調査      宮澤浩司(東海市教育委員会)
  10:55〜11:10 堂外戸遺跡の発掘調査成果        森 泰通(豊田市教育委員会)
  11:10〜11:25 能田旭古墳第4・5次調査の成果     伊藤明良(北名古屋市教育委員会)
  11:25〜11:40 普門寺旧伽藍の発掘調査         村上 昇(豊橋市教育委員会)
  11:40〜11:55 小牧山城跡の発掘調査          小野友記子(小牧市教育委員会)
  11:55〜12:10 清洲城下町遺跡の発掘調査        西野順二(国際文化財株式会社)
  12:10〜13:00 ( 休 憩 )
  13:00〜13:15 酸素同位体比を用いた年輪年代法     中塚 武(名古屋大学)
  13:15〜13:30 美濃国における古代寺院とその展開    小林新平 (名古屋大学)
  13:30〜13:45 豊田市内山間部詳細遺跡分布調査について 廣野正嗣(南山大学)
  13:45〜14:00 田原市宮西遺跡の調査成果        安井 充 (愛知学院大学)
  14:15〜14:30 日本古代の山陰・東海地方の焼塩
          の生産と流通              山崎し央倫(三重大学)
  14:30〜14:45 西牧野遺跡の調査成果          成瀬友弘(愛知県埋蔵文化財調査センター)
  14:45〜15:00 文化遺産カードについて  中島和哉(NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク)
  15:00〜15:15 膠(にかわ)による文化財修復への活用   岩月真由子(文化財保存修復学会会員)

赤鹿セッション 塔の越遺跡と尾張国府 15:20〜16:00

石黒立人/永井邦仁/早野浩二(愛知県埋蔵文化財センター)
北條献示(稲沢市教育委員会)

赤鹿ポスターセッション

  「歴史の里」構想と志段味古墳群の調査 (名古屋市教育委員会)
  春日井シンポジウムと森浩一文庫 (春日井市教育委員会)
  文化遺産のみえる街づくり事業 (NPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク)
  14Cウィグルマッチングによる年代測定 (株式会社パレオ・ラボ)
 【その他参加予定団体】
  愛知県埋蔵文化財調査センター 愛知県埋蔵文化財センター 瀬戸市埋蔵文化財センター
  国際文化財株式会社 ナカシャ・クリエイティブ株式会社 株式会社CUBIC 株式会社二友組など

鹿帯

●会場
 愛知県陶磁資料館
 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234
 電話 0561-84-7474 FAX 0561-84-4932  URL http://www.pref.aichi.jp/touji

鹿帯

●問い合わせ等
 (公財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター 調査課
    考古学セミナー「あいちの考古学2012」 担当:赤塚次郎・蔭山誠一・早野浩二
 〒498-0017 愛知県弥富市前ヶ須町野方802-24
 電話 0567-67-4163 FAX 0567-67-3054
 URL:http://www.maibun.com/top  E-mai:doki@maibun.com

鹿帯


9/3/2012

下山田代地区内遺跡 地元説明会のお知らせ

Filed under: - palace @ 9:21 am

◎調査課の宮腰です。

 豊田市下山地区で地元説明会を開催します。

***下山田代地区内遺跡 地元説明会のお知らせ***
猪移り遺跡
▲猪移り遺跡

 当センターでは、平成24年6月から豊田・岡崎地区研究開発施設用地造成事業にともなう事前調査として、下山田代地区内の遺跡の発掘調査を実施しております。つきましては調査の成果をご覧いただくため、地元説明会を下記の通り開催いたします。ぜひご参加ください。

           記
主 催  愛知県埋蔵文化財調査センター、(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団、
     愛知県企業庁
日 時  平成24年9月15日(土曜日) 午前10:00開始(小雨決行)
場 所  柿根田遺跡・猪移り遺跡現地
内 容  柿根田遺跡・猪移り遺跡で検出された遺構の説明
     猪移り遺跡、トヨガ下遺跡、野田内遺跡、神デン・日面遺跡、鶴ヶ池遺跡、柿根田遺跡の出土遺物の紹介
 
 下山支所の駐車場をお借りしていますが台数に限りがございますので、できるだけ公共交通機関をご利用いただくか、乗り合せておいで下さい。
(下山支所から9:00以降、現地まで送迎車が出ます。現地への車の乗り入れはできません。直接現地へ来られる方は徒歩でお願いします。)

◎お問い合わせ
愛知県埋蔵文化財調査センター 下山詰所
 担当 成瀬、鵜飼
 電話 0565−90−3305

地図
▲柿根田遺跡・猪移り遺跡


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