企画展「あいちの発掘調査2023」があいち朝日遺跡ミュージアムで行われます。
2024年1月20日(土)から3月10日(日)まで、あいち朝日遺跡ミュージアムで企画展「あいちの発掘調査2023」が行われます。
この企画展は、県からの委託を受け、愛知県埋蔵文化財センターが企画・協力した展示会となっております。
愛知県内では、毎年多くの遺跡で県や市町村等による発掘調査が行われており、貴重な発見が相次いでいます。
今回の企画展では、県内各地で実施された最新の発掘調査による出土品や調査成果を紹介するとともに、学識経験者を招いた講演会や、展示で紹介する遺跡の調査担当者による報告会などを開催し、県内の考古学の最新情報を分かりやすくお伝えします。
みどころ
◆県内各地の遺跡の発掘調査を実施し、大きな成果を挙げてきた公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター(弥富市)の協力を得て、考古学の視点から県内各地域の歴史を概観できる展示となっています。
◆扶桑北窯跡(瀬戸市)、天王塚遺跡(小牧市)、名城公園遺跡(名古屋市)、井ケ谷古窯跡群(刈谷市)、中狭間遺跡(安城市)、 境松・若宮遺跡(豊橋市)、三河国分寺跡(豊川市)など、県内各地で行われた最新の発掘調査の出土品を展示します。
◆朝日遺跡(清須市)で出土した、赤と黒の円形文で装飾された「パレス・スタイル土器※」の壺を展示します。普段は公開していないもので、本企画展のための特別展示です。また、関連講演会では天文学の観点から「パレス・スタイル土器」の新たな解釈などを提示します。
※パレス・スタイル土器:尾張地方を中心に出土する、ベンガラで赤彩された弥生時代後期の土器。
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1 企画展
(1)会 期 2024年1月20日(土)から3月10日(日)まで
休 館 日 毎週月曜日(※2月12日(月・祝)は開館し、翌13日(火)は休館します。)
(2)開館時間 午前9時30分から午後5時まで
(3)会 場 あいち朝日遺跡ミュージアム 本館(企画展示室)
(4)観 覧 料 一般 300円(250円)、大学生・高校生 200円(150円)
※( )内は20名以上の団体料金(要事前申込み)。
※学校行事(高校以下)とその引率者、中学生以下、障がい者の方及びその付添いの方(1名まで)は無料。
※常設展も観覧できます。
2 関連講演会
(1)講演会・トークセッション「斜め上から見た↘パレス・スタイル土器」
(清須市教育委員会共催事業)
日 時:2024年2月25日(日)午後1時30分から午後4時30分まで
(開場:午後1時)
場 所:清洲市民センター1階 ホール
(清須市清洲弁天96番地1)
内 容
朝日遺跡出土品の中でもひときわ映える「パレス・スタイル土器」について、最新の研究成果や、天文学の観点からこれまでとは少し異なる見方を紹介することで、その魅力や不思議、奥深さに迫ります。
講 師:
①北條芳隆氏(東海大学教授)
講演「パレス・スタイル壺に描かれた弥生時代の暦」
②原田幹(あいち朝日遺跡ミュージアム学芸課長)
報告1「朝日遺跡から見たパレス・スタイル土器]
③岩渕寛氏(愛知県陶磁美術館主任陶芸指導員)
報告2「現代陶芸から見たパレス・スタイル土器」
※講師からの講演・報告の後、トークセッションを行います。
参 加 費:無料
定 員:280人(事前申込み不要、当日先着順)
(2)発掘調査最新成果報告会Ⅰ「三河の遺跡」
日 時:2024年1月27日(土) 午後1時から午後4時まで
場 所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(研修室)
内 容:
三河地方の遺跡として、弥生時代後期から古墳時代の集落跡が出土した「境松・若宮遺跡」(豊橋市)、三河国に建立された天平寺院である国指定史跡「三河国分寺跡」(豊川市)、弥生時代から中世までの複合遺跡である「中狭間遺跡」(安城市)、猿投窯の東端にあたる「井ケ谷古窯跡群」(刈谷市)について、それぞれの発掘調査成果を調査担当者が報告します。
講 師:
①村上昇氏(豊橋市文化財センター)
「境松・若宮遺跡」(午後1時~午後1時40分)
②鈴木涼平氏(豊川市教育委員会)
「史跡三河国分寺跡」(午後1時40分~午後2時20分)
③池本正明(愛知県埋蔵文化財センター)
「中狭間遺跡」(午後2時40分~午後3時20分)
④河野あすか氏(刈谷市歴史博物館)
「井ケ谷古窯跡群」(午後3時20分~午後4時)
参 加 費:無料
定 員:50人(要事前申込み)
申込方法:ミュージアム窓口又はミュージアム公式Webサイトの応募フォームからお申し込みください。
申込期間:2023年12月20日(水)から2024年1月14日(日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。
抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で2024年1月19日(金)までに連絡します。
(3)発掘調査最新成果報告会Ⅱ「尾張の遺跡」
日 時:2024年2月10日(土) 午後1時から午後3時30分まで
場 所:あいち朝日遺跡ミュージアム本館(研修室)
内 容:
尾張地方の遺跡として、中世の古瀬戸窯で初めて完形の壺が出土した「扶桑北窯跡」(瀬戸市)、中世の屋敷地跡である「天王塚遺跡」(小牧市)、弥生時代から奈良時代にかけての集落跡や名古屋城の庭園跡が出土した「名城公園遺跡」(名古屋市)について、それぞれの発掘調査成果を調査担当者が報告します。
講 師:
①河合君近氏(公益財団法人瀬戸市文化振興財団)
「扶桑北窯跡」(午後1時~午後1時40分)
②田中芳樹氏(小牧市教育委員会)
「天王塚遺跡」(午後1時55分~午後2時35分)
③永井邦仁(愛知県埋蔵文化財センター)
「名城公園遺跡」(午後2時50分~午後3時30分)
参 加 費:無料
定 員:50人(要事前申込み)
申込方法:ミュージアム窓口又はミュージアム公式Webサイトの応募フォームからお申し込みください。
申込期間:2023年12月20日(水)から2024年1月28日(日)まで
※申込多数の場合は抽選とします。
抽選の有無に関わらず、参加いただける方にはメール若しくは電話で2024年2月2日(金)までに連絡します。
※より詳しい情報は あいち朝日遺跡ミュージアムのWebページ を御確認ください。