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愛知県埋蔵文化財センター  - 公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団

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1/31/2013

国重要文化財指定記念展「朝日遺跡、よみがえる弥生の技」のおしらせ

Filed under: - palace @ 10:30 am

国重要文化財指定記念展「朝日遺跡、よみがえる弥生の技」を開催します

**愛知県教育委員会ヘのリンク**
**記念展のチラシPDF**

 平成24年9月6日に本県所有の愛知県朝日遺跡出土品が国の重要文化財に指定されたことを記念して、下記のとおり展覧会を開催することになりましたのでお知らせします。
           記
1 趣旨
 平成24年度に国の重要文化財に指定された資料を中心に、朝日遺跡の出土資料を紹介します。ものづくり愛知の原点ともいえる、土器、骨角器、木製品などの高度な技術による生産物を紹介するとともに、衣食住に関わる弥生人の日常品をとりあげ、東海地方最大の集落遺跡朝日遺跡の実像に迫ります。

2 展覧会名称
 国重要文化財指定記念展「朝日遺跡、よみがえる弥生の技」

3 会期
 平成25年3月20日(水・祝)から5月19日(日)まで

4 会場
  愛知県清洲貝殻山貝塚資料館・展示室
  〒452−0932 清須市朝日貝塚1  電話 052−409−1467

5 主催
 愛知県教育委員会、清須市、清須市教育委員会、
 公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター

6 展示内容
 重要文化財を中心とした朝日遺跡出土の優品約150点を展示します。
   I 謎の円窓付土器
  II 発掘された朝日遺跡
  III 東海弥生文化の至宝
    (1)木製品〜弥生の匠
    (2)骨角牙貝製品〜精緻な芸術品
    (3)金属製品〜古代のハイテク
    (4)石器・石製品〜石の工芸品
    (5)土器・土製品〜弥生の造形
  IV 弥生人の生活

7 観覧案内
 ○開館時間:午前9時30分から午後4時まで
 ○休 館 日:毎週月・火曜日。ただし、4月29日(月)、5月6日(月)は開館します。
    *記念展開催中は、通常の開館日を変更します。
 ○観覧料:無料

8 交通案内
 (株)東海交通事業城北線尾張星の宮駅から 徒歩10分
 名鉄名古屋本線新清洲駅から 徒歩30分
 JR東海道本線清洲駅から 徒歩35分
 清須市あしがるバス ピアゴ清洲店前停留所下車 徒歩5分
 名古屋第二環状自動車道清洲東ICから 車で約5分
 
9 関連事業
 (1)サテライト展示「朝日遺跡のはじまり」(清須市主管事業)
   会  期:2月9日(土)〜5月19日(日)
   会  場:清須市立図書館1階 歴史資料展示室 〒452−0961 清須市春日夢の森1
   開館時間:午前10時から午後7時まで
   休 館 日:月曜日(該当月曜日が休日の場合は次の平日)及び館内整理日(2月28日(木)、3月29日(金)、4月26日(金))
   観 覧 料:無料
   内  容:朝日遺跡の発掘調査の原点ともいえる貝殻山貝塚の調査資料を中心に朝日遺跡の姿を紹介します。

 (2)きよす歴史スタンプラリー(清須市主管事業)
   開 催 日:国重要文化財指定記念展開催期間中(3月20日〜5月19日)の土・日・祝日
   場  所:愛知県清洲貝殻山貝塚資料館(ゴール)、清洲城、清須市歴史資料展示室、西枇杷島問屋記念館
   内  容:清須市の文化・歴史に関する施設3ヵ所以上をめぐり、スタンプを集めます。ゴールした方に国重要文化財指定件数にちなみ、先着2,028名様に記念品を進呈します。
        *詳細が決まりしだい発表します。

 (3)重要文化財指定記念講演会(清須市主管事業)
   日  時:3月23日(土) 午後1時から午後3時30分まで
   場  所:清洲市民センター・集会室
        *詳細が決まりしだい発表します。

 (4)関連講座
   日  時:第1回 4月20日(土) 午後1時から午後3時まで
        第2回 4月27日(土) 午後1時から午後3時まで
   場  所:清洲市民センター・視聴覚室
   定  員:50人
   参 加 費:無料
        *詳細が決まりしだい発表します。

 (5)講演会・シンポジウム
   日  時:5月18日(土)午後1時から午後4時
   場  所:清洲市民センター・ホール
        *詳細が決まりしだい発表します。

10 問い合わせ先
 (1)愛知県教育委員会 生涯学習課 文化財保護室
     担当 管理グループ 原田幹
      〒460−8534 名古屋市中区三の丸3−1−2
      電話 052−954−6782    FAX 052−954−6962

 (2)愛知県清洲貝殻山貝塚資料館
       〒452−0932 清須市朝日貝塚1
       電話・FAX 052−409−1467

 (3)清須市教育委員会事務局教育部生涯学習課
     担当 柴垣哲彦、葛西有香
      〒452−0942 清須市清洲弁天96番地1
      電話 052−409−6471    FAX  052−409−8882

 (4)公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター
     担当 永井宏幸
      〒498−0017 弥富市前ケ須町野方802−24
      電話 0567−67−4163    FAX  0567−67−3054


1/30/2013

遺物接合の内部研修会

Filed under: - palace @ 8:45 am

◎調査課の池本です。
現在、愛知県埋蔵文化財センターでは、土器片等の合成ニカワによる接合を検討しております。

合成ニカワは液状のため、土器粒子の隙間に浸透しやすく、かつ柔軟性もあり、遺物に与えるダメージを軽減する優れた新素材と言えます。また、無臭で人体及び地球環境にも優しい特徴も持っています。

先日、接合作業に合成ニカワの導入を志向した研修を実施しました。
ここでは、まず現代の植木鉢を使用した接合実験後に、これを出土遺物でも試みました。
最後に意見交換も実施して、研修会を終了しました。


1/28/2013

北丹波・東流遺跡 調査速報その2

Filed under: - palace @ 8:45 am

【その2】人名を刻んだ奈良時代の須恵器が出土
◎調査課の永井宏幸です。

 今回は、出土した遺物の中から文字を刻んだ須恵器を紹介します。
北丹波・東流遺跡は、過去の調査から奈良時代を中心とした遺物が多く出土していたことで知られていました。また、周辺の遺跡は古代の役所、国府が推定され注目されている遺跡です。


 今回の調査では、奈良時代のはじまり、今から約1300年前の須恵器や土師器がまとまってみつかっています。

 そのなかでも今回紹介する須恵器は、杯です。杯の底、高台の内側に、ヘラのように先の尖った道具でしっかりと文字を刻んでいます。文字を観察すると、ヘラで刻んだ縁取りが少し膨らんでいることがわかります。つまり、器を焼く前に文字を刻み込んでいるのです。

では、なんと書いてあるのでしょうか。文字数は4文字。上から
林 □ 足 麻呂
2文字目は不明で、4文字目は「下」と書いて「麻呂」と読みます。

そうです。人名が刻まれていたようです。今回紹介した人名を刻書した須恵器は珍しく、貴重な発見となりました。


1/21/2013

北丹波・東流遺跡 調査速報その1

Filed under: - palace @ 9:30 am

【その1】鎌倉時代の井戸底から茶碗がぎっしり!

◎調査課の永井宏幸です。

稲沢市下津森町周辺で北丹波・東流遺跡を発掘調査しています。

県道名古屋一宮線(国道旧22号線)の街路工事に先立つ発掘調査として、11月からはじまり、2ヶ月が経ちました。
今回は鎌倉時代の井戸を紹介します。


▲5×7mの狭い調査区に井戸が2カ所見つかっています。

 そのうち1つは、井戸を掘った穴の底近くに方形に組まれた1m四方の木枠が2段残っていました。通常、木質は腐食して残りませんが、地下水と粘質の強い土壌によってパックされ残っていました。井戸のように水を利用する施設は木枠なども残りやすく、当時の構造をとどめている場合があります。

 鎌倉時代の井戸は、井戸の最下部に曲物(井筒)を備えていることが多いようです。井筒は水が沸き出す施設です。ところが今回の井戸は、最下部に井筒がありませんでした。井戸の最下部、水の沸き出す砂の層を少し掘り進めると、山茶碗や川原石などが敷き詰められた状態でみつかったのです。茶碗の上に、竹がありました。井戸を埋める時、井戸の神様が生き埋めにならないように、息抜きの竹を刺して置く風習があります。

 井筒がなく、水の沸き出すところに器が敷かれているというのは井戸として利用できないはずです。調査の過程で井戸の埋まった土を観察すると、自然に埋まったのではなく、人為的に埋めた土であることがわかりました。
 今回発見された井戸は、地下施設を一旦取り除き、山茶碗などを並べ、その上に改めて井戸枠を2段設置し、竹を真ん中に刺した、井戸廃棄のおまつりがあったと考えられます。


1/15/2013

寄島遺跡 地元説明会のおしらせ

Filed under: - palace @ 10:00 am

◎調査課の酒井です。

 安城市寄島遺跡で地元説明会を開催します。

***安城市寄島遺跡 現地説明会のお知らせ***  PDFを表示

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 (公財)愛知県埋蔵文化財センターでは昨年9月から寄島遺跡において、発掘調査を実施しております。
 これまでの調査で主に弥生時代後期から古墳時代前期にかけての集落跡を確認いたしました。
 つきましては、現地説明会を下記の通り行いますので、ご近所の方をお誘い頂き、お出かけ下さい。


▲会場付近

           記
主 催  (公財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター,国際文化財株式会社
日 時  平成25年1月26日(土曜日) 午前10時より(小雨開催)
場 所  安城市小川町上太田地内 寄島遺跡

◎お問い合わせ
愛知県埋蔵文化財センター 寄島詰所 電話:0566-99-5930
国際文化財株式会社 寄島詰所 電話:0566-99-0811


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