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愛知県埋蔵文化財センター  - 公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団

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10/27/2015

滝瀬遺跡地元説明会開催について

Filed under: - palace @ 1:37 pm

滝瀬遺跡地元説明会開催について

 設楽町八橋の滝瀬遺跡では、これまでの調査で縄文時代早期、中期、後期の遺構と遺物を多数確認しています。これらの貴重な調査成果を町民をはじめとする方々に見学していただくために、地元説明会を開催します。

チラシはこちら(3.4Mb)です。
                    記

1 日  時  平成27年11月7日(土) 午前11時より
                    1時間程度

2 場  所  滝瀬遺跡発掘調査現場 設楽町八橋字タキセ

3 内  容  発掘調査で見つかった遺構の説明と見学、出土遺物の展示

4 調査主体  (1)委  託  者  国土交通省中部地方整備局
                  設楽ダム工事事務所
        (2)受  託  者  愛知県教育委員会
        (3)調査実施機関 (公財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
        (4)調 査 支 援  株式会社二友組

5 そ の 他   当日は説明資料を配布し、30分程度調査研究員が説明を行った後、現地を見学していただきます。
        雨天の場合は中止します(小雨決行)。

        (公財)愛知県教育・スポーツ振興財団
         愛知県埋蔵文化財センター 設楽詰所
          担当 樋上         電話 080-1571-4983
         株式会社二友組 設楽詰所
          担当 吉田・下島・杉山   電話 0536-62-1583


▲遺跡の遠景
すぐ近くには境川が流れています。


▲縄文時代早期から中期の集石炉群、縄文時代中期から後期の竪穴建物の検出状況
この付近では集石炉5基と集石を伴う埋甕炉1基が集中して見つかっています。
竪穴建物では石囲炉が見つかっています。


▲集石炉1


▲集石炉2


▲集石炉4


▲集石炉5


▲集石を伴う埋甕炉
中央に縄文時代中期前半の深鉢が埋められています。


▲竪穴建物の石囲炉


▲境川にかかる伊那街道の橋
川面の木々も色づきはじめました。説明会の頃には紅葉も見頃になりそうです。


10/20/2015

平成27年度 考古学セミナー「あいちの考古学2015」の開催について

Filed under: - palace @ 12:00 pm

甕今年も、考古学セミナーの季節になりました。
昨年度同様、名古屋市博物館および名古屋市教育委員会文化財保護室と共催で、平成27 年度考古学セミナー「あいちの考古学2015」を開催いたします。

考古学セミナーは、愛知県内と近隣の教育委員会や調査団、市民団体などの考古学的な活動の発表会です。
入場・聴講共に無料です。ご興味のある方、是非ともご参加ください。

日時:2015年11月28日(土)13時〜16時30分
   2015年11月29日(日)10時〜16時

会場:名古屋市博物館 講堂・展示説明室

主催:名古屋市博物館 名古屋市教育委員会文化財保護室 愛知県埋蔵文化財センター

チラシ2.5Mb
ポスター1.9Mb

甕
○基調講演 < <11月29日(日)11時20分から>>
 白石浩之(愛知学院大学 教授)
  「愛知県における旧石器時代文化から縄文時代草創期にかけての様相」

<<発表プログラムタイトル>>
○11月28日(土)13時〜16時30分
 13:00〜 プレゼンテーション 
   「下山地区の古代から中世の発掘調査成果」
   「信楽焼擂鉢からみる中世伊賀の流通」
   「岐阜県可児市弥七田窯跡」
   「犬山焼の魅力」
   「ハスを再生して歴史的景観を取り戻す
     ー本證寺(安城市)の事例からー」
    
 14:45〜 基調報告 
   「大曲輪の土器」
   「大曲輪の石器」
   「大曲輪の土偶」
 15:45〜 セッション1
   「大曲輪貝塚-瑞穂グラウンドの縄文遺跡-」
 *16:30 終了予定

○11月29日(日)10時〜16時
 10:00〜 プレゼンテーション 
  「銅鐸とチョコレート」
  「萩平遺跡の発掘調査」
  「畑間・東畑遺跡の平成26年度発掘調査について」
  「西尾市羽角山古墳群の分布調査について」
   
 11:20〜 講演会 白石浩之(愛知学院大学教授)
   「愛知県における旧石器時代文化から
         縄文時代草創期にかけての様相」
    
 13:35〜 基調報告
   「愛知県をとりまく石器石材環境」
   「旧石器〜縄文の石器・石材」
   「縄文〜弥生の石器・石材」
   
 14:45〜 セッション2「あいちの石器時代
      ー遺跡・石器・石材ー」
    *16:00 終了予定
**一部の資料において、29日セッション2の開始時間に誤りがありました。上記時間に訂正させていただきます。不手際を深くお詫び申し上げます。**

<<ポスターセッション>>
○11月28日・29日 展示説明室にて展示
 「設楽地域の発掘調査成果」
 「大府市の灰釉・山茶碗窯跡」
 「河曲郡衙と伊勢国分寺」
 「東山72号窯出土遺物に関する分析」
 「銅鐸とチョコレート」
 「設楽地域の石器石材」
 「西尾市羽角山古墳群の分布調査」
 「犬山焼の魅力」
 「畑間・東畑遺跡の平成26年度発掘調査について」
 「ICTを使った情報発信について」
 「遺構および遺物実測方法のご提案」
 「古墳時代の猿投窯出土須恵器の調査
    H-7 H-27 H-37 H-39 H-46 H-73号窯跡の須恵器」
 「古墳時代後期のガラス小玉の作成技法」
 「放射性炭素年代測定と酸素同位体比測定」
 「興道寺廃寺における花粉分析の成果」

<<参加協力団体(敬称略)>>
愛知学院大学  愛知県史編さん室
愛知県陶磁美術館 愛知県埋蔵文化財調査センター
安城市教育委員会 犬山市文化史料館
大口町歴史民俗資料館 大府市歴史民俗資料館
株式会社アコード 株式会社CUBIC
株式会社パレオ・ラボ 公益財団法人瀬戸市文化振興財団
考古学フォーラム 財団法人岩田洗心館
東海市教育委員会 ナカシャクリエイテブ株式会社
名古屋大学 羽角山古墳群研究プロジェクトチーム
本證寺ハスの会 福井県美浜町教育委員会
三重県鈴鹿市考古博物館 みよし市歴史民俗資料館

土偶


10/14/2015

歴史講座『海部の考古学』第4回のおしらせ

Filed under: - palace @ 11:45 am

○調査課の永井邦仁です。

10月17日(土)午後1時からの歴史講座『海部の考古学』第4回は「海部の古代寺院」です。今回は内容を少しだけご案内。


▲【画像1】秋の日の甚目寺境内(平成16年10月)

海部郡の古代寺院といえば、あま市の甚目寺が最も有名ですね。推古朝(6世紀末)に、海で漁をしていた甚目龍麻呂の網に観音像がかかり、それを祀ったのが寺の始まり、という伝承があります。つまり当時の甚目寺は海に近かった、と。


【画像2】海部郡とあゆち潟の古代遺跡分布

甚目寺付近の大渕遺跡では、網漁に使った管状土錘が多数出土していますので、確かに海は近かったと思われるのですが、当時の具体的な海岸線が復元できる段階には至っていません。ですが、古代寺院や集落遺跡の分布状況からおおよその推定は可能だと考えられます。遺跡の分布は調査の頻度にもよるので、一概には言えないのですが、上の図をみると甚目寺から西方へ帯状に古代寺院の分布がみられるほか、愛西市佐屋付近と名古屋市中村区の一部で遺跡の密度が濃くなっている点に注目されます。前者は古代東海道沿線という立地を反映し、後者はひょっとしたら河口付近の「島」だったのかもしれません。


【画像3】東京低地と主要遺跡

尾張国海部郡は、東の愛智郡と西の伊勢国桑名郡という二つの台地・丘陵地に挟まれた低地に所在し、大河川の河口が集中しています。古代東海道はそれらを渡河しつつ両台地・丘陵地を結んでいました。実はこれと似たところが、武蔵国豊嶋郡と下総国葛飾郡の間にもあります(東京低地)。ここでは、漁労活動をしていた古代集落遺跡がいくつも見つかっていますが、甚目寺のような寺院遺跡はないようです。このような違いはどうして出てきたのでしょう?一方で、東京都台東区・浅草寺も、考古学的には中世までしかさかのぼれませんが、伝承によれば推古朝に檜前広成らの網にかかった観音像を祀ったのが始まりだとされています。これは甚目寺と似ていて興味深いですね。このように比較していくとさまざまな発見があります。


【画像4】蓮田に囲まれた宗玄坊廃寺の景観(平成18年冬)


【画像5】石碑と遺跡解説の看板

さて愛西市には、尾張国最西端の古代寺院である宗玄坊廃寺が所在します。木曽川まであとわずか、というところにあり、少し離れたところからみると微高地に立地していることがわかります。古代の瓦が出土していて、7世紀後半の寺院と推定されています。


【画像6】西方の養老山地、その南端に多度大社と榎撫駅推定地(柚井遺跡)

古代東海道は馬津駅(まつのうまや)から舟で伊勢国側の榎撫駅(えなつのうまや)へつながっています。馬津駅は愛西市町方町松川に推定されていて、宗玄坊廃寺はそこから南へ約2kmの地点になります。民間の人々は、ここからも伊勢国桑名郡へ舟を出していたことと想像されます。


10/2/2015

岡山南遺跡の発掘調査終了のおしらせ

Filed under: - palace @ 11:35 am

○調査課の池本です。
 5月から開始しました西尾市岡山南遺跡の発掘調査が9 月中旬で終了しました。ここでは調査成果を紹介します。
 岡山南遺跡は西尾市吉良町に所在します。『忠臣蔵』で有名な吉良上野介義央公の菩提寺である華蔵寺の近くです。
調査区の北側には地元で「岡山」と呼ばれる低い山で、山が低くなる右側には吉良上野介義央公が構築したとされる『黄金堤(こがねつつみ)』があります。


▲写真1a 23年度調査区遠景


▲写真1b 24年度調査区遠景

岡山南遺跡の調査は平成23 年度、24 年度に続く三度目になります。本年度の調査は遺跡西側の試掘から5 月に開始しました。本調査は6 月下旬から着手しております。
 今回の調査区は微高地の縁辺部と思われ、西側から東側に向けて緩やかに傾斜しています。検出できた遺構は、上面遺構と下面遺構に大別できます。

上面遺構の全景です。東側から撮影した写真で、手前は戦国時代以降の水田です。

▲写真2 24年度調査区遠景

下面遺構の全景です。同様に東側から撮影した写真で、7〜10世紀頃の竪穴建物、井戸、溝、土坑などがあります。

▲写真3 下面遺構全景


▲写真4a 竪穴建物(035・036SI)


▲写真4b 溝(020SD))

下面遺構の出土遺物です。須恵器、土師器、灰釉陶器、緑釉陶器などがあります。

▲写真5a 出土遺物


▲写真5b 出土遺物

 調査終了間際の、8 月22 日には岡山南遺跡の地元説明会を開催しました。当日は70 名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

▲写真6a 地元説明会の様子


▲写真6b 地元説明会の様子


▲写真6c 地元説明会の様子


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