ケヤキが語る2000年
-弥生・古墳時代の木の文化-
開催日時:2012年1月28日[土]~3月4日[日]
開催場所:豊田市郷土資料館
休館日●毎週月曜日
開館時間●午前9時から午後5時
観覧料●入場無料
主催●愛知県教育委員会、豊田市教育委員会、(公益)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
プラスティック製品が急速に普及する一九六○年代より以前には、私たちの生活に関わる、ありとあらゆる分野に木製品が使われていました。これら木の道具は、用途によって使われる木の種類が異なっています。このように適材適所の木材利用は、今から二千年以上前の弥生時代には既に完成されており、まさに『日本文化=木の文化』といわれる所以となっています。
また、人の手が加わった、いわゆる里山も弥生時代にできあがりました。そして、この里山を維持・管理することによって日常の生活材や燃料材を得ることができ、ひいては継続可能で安定した社会(生活)を営むことができるようになったのです。
愛知県埋蔵文化財センターでは、これまで朝日遺跡をはじめとする数多くの遺跡で、大量の木製品を発掘調査し、その保存処理を行ってきました。これらの木製品には、原木・各種未成品から完成品まで、まさに木の文化を示す多種多様なものが認められます。
本展示会では、主に弥生・古墳時代の木製品を通じて、当時の人々と木の関わり、そして、これからの社会のあり方についても考えてみたいと思います。
詳細は、ちらし ポスター をご覧ください。
<<関連事業>>
●埋蔵文化財講演会「木の道具の効果を調べる」
日時: 2月12日[日]午後2時~4時
講師: 山田昌久先生(首都大学東京 教授)
会場:豊田市崇化館交流館 2階大会議室
*埋蔵文化財展の会場とは異なります。
豊田市崇化館交流館
〒471-0079 愛知県豊田市昭和町2-46
TEL. 0565-33-0750 FAX.0565-33-0760
●埋蔵文化財講座 各回ともに午後2時~3時
1月29日[日] 「農工具の変遷」 樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)
2月 5日[日] 「最近の発掘調査の成果より -弥生・古墳-」キジ山古墳群 晴雲寺址・石座神社遺跡・車塚遺跡
永井邦仁(愛知県埋蔵文化財センター)・早野浩二(同)・池本正明(同)
2月19日[日] 「ハレの木製品」 樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)
2月26日[日] 「最近の発掘調査の成果より-豊田市内-」 寺部遺跡・矢作川河床埋没林
高橋健太郎(豊田市教育委員会)・ 杉浦裕幸(同)
3月 4日[日] 「木製品からみた尾張・三河の古植生」 樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)
●ワークショップ 会期中の毎週土曜日 午前10時~12時・午後1時~3時
1月28日[土] 本川遺跡の鳥形をつくって飾ろう!
2月 4日[土] 顕微鏡で木の組織を見てみよう!
2月11日[土] 午前 木を割ってみよう、削ってみよう!
2月11日[土] 午後 弓の発射実験!スピードガン競争!
2月18日[土] 原始機で布を織ってみよう!
2月25日[土] 木のクワで土を掘ってみよう!
[交通]
豊田市郷土資料館
〒471-0079 愛知県豊田市陣中町1の21
TEL. 0565-32-6561 FAX.0565-34-0095
http://www.toyota-rekihaku.com
・名鉄梅坪駅より南へ徒歩15分
・名鉄豊田市駅より北へ徒歩15分
・とよたおいでんバス「陣中町一丁目」下車 徒歩5分
・東名豊田インターより自動車約15分