栗狭間遺跡(くりはざま)遺跡の調査速報
◎調査課の蔭山です。
現在、豊田市下山田代町所在の栗狭間(くりはざま)遺跡の発掘調査をしています。8月下旬から発掘調査を始め、最初の調査区であるBa 区の調査がほぼ終了しました。今回はその調査成果を紹介します。
Ba 区は南北の谷にある水田部分を調査し、縄文時代晩期から近代にかけての自然河道跡が見つかりました。川辺にあるような遺構は確認できませんでしたが、縄文時代晩期から江戸時代の遺物が出土しました。
▲写真1:栗狭間遺跡Ba 区の全景写真(南から)
蛇行して流れる自然河道跡がみつかりました。
▲写真2:縄文時代の磨製石斧
縄文時代の磨製石斧が自然河道跡の西肩より出土しました。完形です(どこも欠けていません)!
▲写真3:縄文時代の剥片
縄文時代の石器作りにともなうチャートの縦長剥片です。黒くて細長いもので、タテに長く割られています。
**9月15日に開催する「下山田代地区内遺跡 地元説明会」にて、磨製石斧などの展示を行います。
是非お越し下さい。
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