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愛知県埋蔵文化財センター  - 公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団

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my weblog : 201811

11/29/2018

滝瀬( たきせ) 遺跡-設楽町-の現地説明会のお知らせ

Filed under: - palace @ 10:30 am

設楽町所在 滝瀬遺跡(たきせいせき) の現地説明会を開催します

 愛知県教育委員会では、北設楽郡設楽町内に建設が予定されている設楽ダムの建設工事に伴い平成18年度から埋蔵文化財の発掘調査を行っており、これまでの発掘調査で多くの貴重な発見がありました。
 この度、設楽ダム建設に関連する発掘調査への理解を深めていただくため、縄文時代の貴重な資料が発見された滝瀬遺跡の現地説明会を下記により開催しますので、お知らせします。

=============記=============

1 日 時
 平成30 年12 月8日(土)
  午前の部:午前11 時から正午まで (受付開始:午前10 時30 分)
  午後の部:午後1時から午後2時まで (受付開始:午後0時30 分)

2 場 所
 滝瀬遺跡 発掘調査現場(北設楽郡設楽町八橋字タキセ)

3 内 容
 今年度に行っている滝瀬遺跡(たきせいせき)の発掘調査で見つかった約9,000 年前の縄文時代の集落に関わる竪穴建物(たてあなたてもの)跡等の遺構(いこう)を見学いただき、その成果について愛知県埋蔵文化財センター職員が説明します。
 また、会場では、約9,000 年前の縄文時代の集落から出土した土器や石器等の遺物(いぶつ)を展示し、写真パネルにより発掘調査の状況を御覧いただきます。

4 主 催
 愛知県教育委員会・(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター

5 連絡先
 *(現地説明会関係)
  愛知県教育委員会生涯学習課文化財保護室 保護・普及グループ
   担当:野口・洲嵜・伊藤 電話 052―954―6783(ダイヤルイン)

 *(調査成果関係・当日連絡先)
  (公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター調査課
   担当:鈴木正貴 電話 080―1571―4982 早野浩二 電話 080―1571―4991

6 その他
参加費は無料です。また事前の申込みも不要です。
 当日は資料(A4判4ページ程度)を用意します。
 なお、雨天の場合は中止します。(小雨決行)
   説明会の実施の可否については上記5連絡先の鈴木あるいは早野までお問い合わせください。

開催のおしらせ PDF 1.0MB 

<<滝瀬遺跡で発見された縄文時代の集落の竪穴建物跡>>


▲滝瀬遺跡 18区全景


▲滝瀬遺跡 18B区 竪穴建物跡1(縄文時代早期前葉:今から約9,000 年前)

 竪穴建物跡の床面付近(上の写真の左手)に炭化した建築材が残存していました。その周辺の炭化物(下の写真)を放射性炭素年代測定(ほうしゃせいたんそねんだいそくてい)により年代測定した結果(測定番号:PLD-37115)、暦年代に較正(こうせい)した年代で今から約9,000 年前(縄文時代早期前葉に相当)であることが判明しました。


▲放射性炭素年代測定に用いた炭化物

 竪穴建物跡1と同様の遺構は調査区内において計10 基が確認されており、同時期を前後する時期の集落を構成しています。内容が判明する集落としては、県内最古の調査事例で、その年代が科学的に裏付けられたことも重要です。


▲18B  区竪穴建物跡5
 竪穴建物跡1と前後する時期の竪穴建物跡で、縄文時代早期前葉以前の土器や石鏃(せきぞく)を含む大量の遺物が出土しました。この時期の遺物がまとまって出土する事例は県内でも例がなく、東海地方でも珍しいことです。

<<滝瀬遺跡へのアクセス>>


11/28/2018

設楽発掘通信 No42 を公開!

Filed under: - palace @ 4:34 pm

設楽発掘通信 No42 を公開しました。

 去る10月27日(土)、川向地区の石原遺跡において、今年度の発掘調査成果を現地で説明する地元説明会を行いました。
その時には、明らかにできていなかった情報が掲載されています!


どうぞみなさま、ダウンロードしてお楽しみ下さい!

ダウンロードサイト


11/16/2018

清洲城下町遺跡 発掘調査通信 2018 を公開しました

Filed under: - palace @ 10:26 am

清洲城下町遺跡 発掘調査通信 2018 を公開しました。

今年度の6月から進めておりました清洲城下町遺跡の発掘調査ですが、10月12日をもって終了しました。
皆様のご理解とご協力に感謝いたします。
今年度の発掘調査成果をまとめましたので、どうぞご覧ください。


どうぞみなさま、ダウンロードしてお楽しみ下さい!

ダウンロードサイト


11/15/2018

考古学セミナー  あいちの考古学2018

Filed under: - palace @ 9:20 am

愛知県内及び近隣の考古学の最新情報をお届けします。
大学考古学研究室・各教育委員会や調査団・市民団体などの活動の発表会です。
入場・聴講共に無料です。ご興味のある方、是非ともご参加ください。

チラシ (PDF:1.6MB)

B2 ポスター (PDF:0.8MB)

[開催期間] 2018年11 月17 日(土) と11月18 日(日)
[開催場所] 名古屋市博物館
[主  催] 名古屋市博物館・(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
[参 加 費] 参加無料 申し込み不要

☆11月17日(土)   13時から16時30分(12時30分開場)
 ◎プレゼンテーション
白樫 淳((株)アコード) 「敷き詰められた山茶碗〜大府市 上入道古窯発掘調査〜」
高野夏姫(愛知学院大学大学院) 「古城山窯跡第2次発掘調査報告」  
野村啓輔(愛知学院大学大学院) 「愛知県新城市萩平遺跡A地点隣接地第6次調査の成果」
石原 唯(豊橋市文化財センター) 「古代寺院の基壇外装」  
井上隼多(名古屋大学大学院) 「尾張国・三河国における陶硯の使用状況」  
成瀬友弘(愛知県埋蔵文化財調査センター) 「史跡貝殻山貝塚の調査成果について」  
田中 良(愛知県埋蔵文化財センター) 「東海地方を中心とした縄文時代草創期の編年」  
              
☆11月18日(日) 10時から15時30分(9時30分開場)
 ◎プレゼンテーション(10:10-11:10)
佐久間真子(愛知県陶磁美術館) 「犬山焼にみる『仙境図大皿』を読み解く」  
中川 永(豊橋市文化財センター) 「吉田城確認調査について」
清水政宏(四日市市教育委員会) 「三重県四日市市 国史跡 久留倍官衙遺跡公園」  

☆☆両日ともにポスターセッションを開催☆☆
愛知県埋蔵文化財センター,松田 繁,銅坂有紗,大西 遼,宮澤浩司,川崎みどり,吉田真由美,青木 修・佐久間真子・井上あゆこ・中野耕司・鈴木智恵・安藤 悟,大塚友恵,林 順,白樫 淳,小林克也,高橋 敦・久保光徳・桃井宏和,加藤 達,西村誠治・赤塚次郎・植木 萌,愛知県史編さん室,考古学フォーラム


遺跡から出土する樹木年輪の酸素同位体比から、日本列島における過去2600年におよぶ1年単位での気候の変化をあきらかにする研究が進んでいる。弥生時代前期から中期前半にかけての乾燥化と気候の温暖化は濃尾平野にいくつかの巨大な集落を出現させた。また、弥生時代中期の終わり頃からの急激な湿潤化と寒冷化は伝統的な弥生集落を解体させるとともに、古墳時代という列島規模での新たな階層化社会を産み出すきっかけとなった。
 今年の考古学セミナーでは、この研究のプロジェクトリーダーである総合地球環境学研究所の中塚武教授を招いて、私たちの地域における代表的な弥生集落に暮らした人々が気候変動とどのように向き合ってきたのかを考えてみたい。

◉基調講演
 中塚 武(総合地球環境学研究所教授・名古屋大学大学院環境学研究科教授)
「日本史の命運を左右した気候変動-樹木年輪の酸素同位体比が語るもの-」

◉基調報告1「朝日遺跡の状況」原田 幹(愛知県教育委員会)
◉基調報告2 「西志賀・平手町遺跡」永井宏幸(愛知県埋蔵文化財センター)
◉基調報告3「高蔵遺跡・見晴台遺跡」酒井将史(名古屋市教育委員会)

◉シンポジウム 
パネラー:中塚 武、原田 幹、永井宏幸、酒井将史
  司会:樋上 昇(愛知県埋蔵文化財センター)


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