栗狭間(くりはざま)遺跡の調査速報 その5
栗狭間(くりはざま)遺跡は、豊田市下山田代町内の遺跡です。
今回は13C区の調査速報です。
C区は先に調査を行ったA区(谷部)の南、山側に位置します。縄文晩期の土器が多数検出された川跡の崖の上にあたる場所ですが、いまのところ住居跡などの遺構はみつかっていません。
ただ丘陵斜面の傾斜が変わる辺りで楕円形の土坑1基がみつかりました。長軸方向が約1.2m、深さ0.9mあり、平な底面の中央には直径15cm程度の穴の痕跡があります。時期は不明ですが、動物を捕らえるしかけ、陥し穴の可能性が考えられます。
***下山交流館祭での資料展示のお知らせ***
◎日時:10月26・27日(土・日)下山交流館2F
◎内容:今年度の下山地区調査資料を展示します。
また26日は成果報告会(10:30〜12:00)も行います。
どうぞご参加ください。
***荒天が予想されるため、中止となりました。(10月24日追加)***