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2/4/2013

北丹波・東流遺跡 調査速報その3

Filed under: - palace @ 8:45 am

【その3】1700年前の大規模な農水路を発見

◎調査課の永井宏幸です。

 遺跡の北端にあたる調査区から、古墳時代前期(約1700年前)の溝が2条並んでみつかりました。溝の規模はそれぞれ、幅3m前後、深さ1m前後を測り、調査区全域を占める大規模な遺構です。

 溝と溝の間には土盛りがあります。平面と断面の堆積が茶褐色の土に混じって灰色の斑点模様になっています。自然に堆積したのではなく、人工的に土を積んだため、粘質の強い土が均質に混じることなく堆積しているのです。

 盛り土から転がり落ちたのか、溝壁に小型鉢片と完形品の小型器台が2個体隣りあって出土しました。

 溝底からは押しつぶされたS字状口縁台付甕が写真のほか2個体ほど出土しました。

 溝は南北方向に延びるようです。今後の調査によって延長部分が確認できると、大規模な水路であることが証明できます。そして、大溝の間の土盛りは、田んぼの大畦の可能性があります。そうすると、この付近一帯に水田や畑がひろがる農地があったと推定できます。


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