長野北浦遺跡 整理速報 室町時代の笠発見!
●調査課の蔭山です。
昨年度、発掘調査を実施した稲沢市長野北浦(ながのきたうら)遺跡から出土した、樹皮製笠を紹介します。
長野北浦遺跡は中世の古刹万徳寺の北100m に位置する遺跡で、JR 東海道線稲沢駅の北西約500m に位置する
古墳前期から近世にかけての遺跡です。都市計画道路稲沢西春線の建設に伴う事前調査として発掘調査を行いまし
た。その結果、中世の万徳寺の北側を区画する大溝や井戸など集落に関連する多数の遺構がみつかりました。
なかでも注目されるのが、今回紹介する樹皮製笠です。出土地点は万徳寺の北東を区画する溝の西に位置する井
戸からで(図1 参照)、美濃で焼かれた均質手の灰釉系陶器などが伴うことから、15 世紀前半の室町時代のもの
と考えられます。
▲第1図 遺構図
より詳細な説明は こちら へ。
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