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my weblog : **水入遺跡の調査速報**

7/4/2014

**水入遺跡の調査速報**

Filed under: - palace @ 9:25 am

◎調査課の町田です。

(*この記事は、より詳細な速報から抜粋したものです。詳しくは PDF をご覧ください。)

 去る2014 年5 月7日〜30 日まで水入遺跡の発掘調査を行いました。調査区は豊田東インターチェンジの敷地内に位置します。水入遺跡は、過去に当センターによって、1997 年から1999 年にかけて調査が行われていました。


▲北東上空から調査区を望む

 前回の調査では旧石器時代から江戸時代にかけての遺物や遺構を確認し、大きな成果を得ています。
 今回の調査区は旧調査の98D 区と99Kb 区に挟まれた未調査区域に該当します。前回の調査と比較にならない程、調査面積は小さいですが、古代の建物跡や中世のお墓と思われる遺構や遺物が確認でき、狭いながらも貴重な成果が得られました。


▲古代の竪穴建物跡( たてあなたてものあと)

 一辺が約2m で柱穴を伴う小型の竪穴建物跡です。前回の調査でも、古代の遺構として、このような規模のものが確認されています。住居というより、何らかの作業スペースだったようです。
 その他にも大小様々な柱穴、土壙、溝などが見つかっています。


▲柱穴から出土した中世の山茶碗(やまぢゃわん)の底部

 遺構の検出作業のとき、周りとは土の色が違う黒っぽい土から見つかった遺物です。中世の山茶碗の底の部分です。この後、遺物を取り上げて、記録を取りながら、黒っぽい土が入っている形状通りに掘り進めていくと柱穴であることが判りました。
 遺物のほとんどは遺物包含層から見つかりました。一番多かったものは中世の山茶碗の破片でした。その他、土器(土師器)片、石器を製作したときに出る剥片も見つかっています。


▲調査区全景の写真

 調査区の全景は最大25m の高さまで上がれる高所作業車から撮影しました。今回は安全を考慮して、調査区を東と西に分けました。撮影も2回に分けました。後から掘った東側は、少しでも多くの遺構を見つけようとして、ほんの気持ちだけ幅広に掘ったせいで、写真で合わせるとズレてしまう結果になってしまいました(^_^;)

<<より詳細な情報は、「水入遺跡 調査速報」PDF をダウンロード してください。>>


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