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愛知県埋蔵文化財センター  - 公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団

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my weblog : 報告書の紹介〜町屋遺跡 その2〜

11/15/2013

報告書の紹介〜町屋遺跡 その2〜

Filed under: - palace @ 10:18 am

調査課の蔭山です。

町屋遺跡報告の第2回です。今回は町屋遺跡でみつかった変わった土器の紹介です。


▲写真1 双口壺と内湾口縁高杯*(愛知県陶磁美術館 南館にて展示中!)

町屋遺跡の07Ha区から出土した口が2つある壺と口が内側に曲がっている高杯です。


▲写真2  双口壺と内湾口縁高杯が出土した様子 南より*(愛知県陶磁美術館 南館にて展示中!)

集落の北側の地点で、弥生時代中期の溝の下にあった川の埋積した砂の中から見つかりました。どうして川辺の場所で、この2点の土器だけが残されたのでしょうか?



▲写真3 双口壺*(愛知県陶磁美術館 南館にて展示中!)

見つかった一つがこの口の2つある壺で、頸部から体部にかけて櫛を束ねたような工具で波状文が描かれています。底の近くもこの工具で表面が整えられています。



▲写真4 内湾口縁高杯*(愛知県陶磁美術館 南館にて展示中!)

写真3の双口壺と一緒に出土した高杯です。土器の口縁が内側に折り曲げられているのが特徴です。双口壺と同じ櫛を束ねたような工具で、表面が整えられています。

▲写真5 内湾口縁高杯の底部に付いた布痕

写真4の高杯にはもう一つ隠れた特徴がありました。土器を横においてみると、脚部の底に布の圧痕が残っていました。


▲写真6・7 町屋遺跡から出土した櫛条痕調整深鉢*(愛知県陶磁美術館 南館にて展示中!)

町屋遺跡の別の地点から出土した弥生土器です。双口壺と内湾口縁高杯と同じ工具で作られた土器がこの深鉢です。このタイプの土器の底部にも、内湾口縁高杯と同じ布の圧痕が残されていて、土器作りをした時に、下に敷かれていた布の痕と考えられています。

 町屋遺跡において、この変わった弥生土器を製作して、残した人々の文化的背景を探る上で、貴重な資料であると思われます。


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