八畝畑(やせばた)遺跡-岡崎市- 調査速報
●調査課の松田です。
八畝畑遺跡は岡崎市正名町にある、弥生時代以降の遺跡です。発掘調査は5月から始まっており、10 月くらいまで調査をしていきます。まだ遺跡の詳しい内容についてはわかっていませんが、今のところ、弥生時代から古墳時代にかけての土器・須恵器等が出土しています。
今回は、発掘調査の作業について、簡単に解説をします。
1. まず、パワーショベルで新しい時代の土を掘り、遺跡のあるところまで掘り下げてゆきます。掘りすぎないように慎重に作業を進めます。
2. 調査区(調査する遺跡の範囲)の周りに、トレンチという溝を掘ります。これは、遺跡の状態をもっと詳しく知るための試し掘りです。
3. トレンチの一部です。昔の人が掘った穴(遺構といいます)や、使っていた土器など(遺物といいます)が確認できました。このような情報を参考にして、発掘調査を進めていきます。
4. ジョレンなどの道具を使って、土の表面を削ってきれいにします。土をきれいに削って土の色の違いを観察し、人によって掘られた穴や溝などの遺構を探します。
5. 見つかった遺構の一部です。真ん中の土の色が違っているのがおわかりいただけますか?これが昔の人が掘った穴(遺構)です。
次回は、見つけた遺構の調査の方法などもご紹介したいと思います。
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