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愛知県埋蔵文化財センター  - 公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団

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my weblog : 埋文展こぼれ話(その3)

8/3/2012

埋文展こぼれ話(その3)

Filed under: - palace @ 1:30 pm

◎調査課の臨時調査員 うつけ博士です。

7月28日から9月30日まで愛知県陶磁資料館にて埋蔵文化財展「戦国のあいち」展を開催します。ここでは、その中の第1 展示部門「信長を生んだ戦国尾張‐発掘された尾張守護所‐」の隠れた見所を紹介していますが、今回はその第3 回目です。

今回は岩倉城跡から出土した木製獅子頭について、報告します。この木造獅子頭は、岩倉城跡の本丸の中にある区画溝から出土しました。岩倉城跡が落城した永禄2年(1559)ころに埋まったものと思われます。大量の土師器の皿や木製品とともに出土し、武家の祭祀が行われた痕跡だと考えられています。

 私は始め、この獅子頭は玩具(おもちゃ)かと考えていました。しかし、中世の木造獅子頭の研究を進めていくうちに、この獅子頭は小さいものの、当時の獅子頭の特徴を良く写したものであることが分かりました。きっと戦国時代の岩倉城で行われた儀式で重要な役目を果たしていたのでしょう。(文責 蔭山誠一)

出土状況
▲写真1:獅子頭の出土状況
 小さいけれど迫力がありますね。

しし
▲写真2:展示されている獅子頭
獅子頭の上顎の前にある抉りは大きな鼻を表現しています。後ろの抉りには黒色に墨が残っていて、眼を表現しています。大きな口と鼻で、威嚇していたのでしょうか?頭の部分には、耳がついたと思われる2つの小さな穴があります。頭の上にある黒い部分は何を表現しているのでしょうか?上顎と下顎を竹ひごでつないで、動かせるように工夫されています。

夏山八幡宮
▲写真3:夏山八幡宮の獅子頭
永禄元年(1558)に製作されたという墨書が残る岡崎市(旧額田町)夏山町にある夏山八幡宮所蔵の木造獅子頭です。扁平な形で丸みを帯びた頭の形がよく似ています。この獅子頭の頭の上にも両耳を入れたほぞ穴と、その間に何かを入れたほぞ穴が残っています。大きさは長さ35.4cm、幅28.0cm、高さ17.9cm です。

夏山八幡宮2
▲写真4:夏山八幡宮の獅子頭正面
夏山八幡宮の獅子頭は正面から見ると鼻と口しかみえません。岩倉城跡出土の獅子頭とそっくりです。

*夏山八幡宮所蔵の木造獅子頭の調査に際しては、夏山八幡宮宮司藤田賢一氏のご高配を頂いた。厚く御礼申し上げます。

岩倉正面
▲写真5:夏山八幡宮の獅子頭正面
岩倉城跡出土の獅子頭も正面から見ると、鼻と口しかみえません。



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