羽根遺跡調査速報 その1
◎調査課の成瀬です。
5月から豊川市萩町羽根において、県道工事に伴う事前調査として羽根遺跡の調査を行っています。
調査区のうち北側となるA 区1面目の調査では、近世初頭と考えられる平場の造成が行われており、山へとの
びる道の両側に平場が作られています。平場の崖下には排水用の溝がめぐっており、中には石積みを伴うものもあ
りました。遺物は内耳鍋や天目茶碗などが多くみられました。
△石積みの溝
A 区2面目の調査では、近世初頭の道などができる前の中世の区画が確認され、掘立柱建物や溝が展開している
ことが確認されました。
△A 区2面 全景
6月末にA 区2面目の写真撮影も終わり、7月には宗桂寺跡地を含むC 区の調査にが本格化します。C 区では
現存していた宗桂寺の基壇を撤去し表土はぎを実施したところ、平場の崖面を保護する石積みや一石五輪塔などの
石塔が多く廃棄されている場所が確認されています。
△C区 石塔の集積
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