孫石(まごいし)遺跡13B 区- 豊田市- その2
孫石遺跡13B 区の調査成果 その2です。
13B 区は西方向に伸びる谷地形の緩斜面に相当します。第1面(黒色土上面)では、平安時代の遺構や遺物が確認されました。比較的緩い斜面の周囲に溝を設けて排水し、内部には建物や炉跡などが広がっていました。やや急な斜面には、地面を削り込んで平坦面を作る部分も見つかりました。出土遺物は多く,灰釉陶器椀・皿、壺類、土師器甕(鍋)の他に鍛冶作業の際に排出される鉄滓が多数みられます。こうした状況から、平安時代に刃物を多
用する作業を営んだ作業場であった可能性が考えられます。山間部で狩猟活動あるいは森林資源の開発をしていたもしれません。
▲大型土坑(おおがたどこう)044SG 堆積状況
(黒色土が堆積し床面には炉跡- ろあと- もあります。灰釉陶器- かいゆうとうき- や、鉄滓- てっさい- が出土)
▲炉跡- ろあと-178SL (焼けた部分が赤変しています。)
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