栗狭間遺跡(豊田市)の調査速報
◎調査課の鈴木恵介です。
栗狭間遺跡の発掘調査は、最終のB 区での調査が本格化しました。B 区は南東向きの幅広斜面で構成され、立地が良好です。以前から遺構・遺物の出土が期待されていますが、早くもその片鱗が見えはじめました。この写真は午前中に撮影したものですが、日当りも良好です。
▽成果報告会を開催しました。
去る10 月25 日( 土) に下山交流館において2014 年度上半期の発掘調査成果報告会に参加させていただきました。
調査成果の報告では約50 名の方が参加くださり、遺物展示コーナーでは間近で遺物をご覧いただきました。
下半期の成果報告会も実施する予定です。ぜひお越し下さい。
▽掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)
穴を掘って, その中に柱を立てる構造の建物跡です。穴がいくつも見えています。現在のような床を持った建物の可能性があります。大きさは、長さ約6m、幅約4m を想定しています。まだ調査中ですので、詳しい結果は後日の報告にて。
▽石匙(いしさじ)- チャート製-
石を見事に加工し、突起の部分も造り出されています。栗狭間遺跡のA 区でも、すでに似た形状の石匙が出土しています。縄文時代のものと思われます。
▽ C 区の調査
C 区の調査は補足調査を除き、終了しました。南北に延びる尾根の先端部に広がる堆積層から縄文時代の土器・石器等が見つかっています。
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