栗狭間(くりはざま)遺跡 13A 区の調査速報
栗狭間(くりはざま)遺跡は、豊田市下山田代町内の遺跡です。
栗狭間遺跡 13A 区の調査速報
これまで調査を行ってきた古い川筋について、ラジコンヘリによる上空からの全景撮影を行いました。川の左岸の中州(なかす)状となった高い場所も、繰返し流れに洗われていたことがわかります。
▲ 線で囲った範囲が川の本流の跡(左手、北が下流になります/ 8 月28 日撮影)
さて、川底に近い砂の層からは縄文土器ー縄文時代晩期(じょうもんじだいばんき)ーやドングリなどが見つかりました。その上には薄く黒色の粘土層がゆっくりと溜まり、さらにその上は鎌倉時代の遺物を含む厚い堆積層で一気に埋まっています。その後は江戸時代の陶磁器(とうじき)を含む層が谷の広い範囲に及んでいることが分かってきました。
出土遺物では、中州の上で縄文時代の槍先(やりさき)に用いられた石器【有舌尖頭器(ゆうぜつせんとうき)-縄文時代草創期(じょうもんじだいそうそうき)-】や水晶(すいしょう)で作られた【やじり(石鏃・せきく)】や【飾り(垂飾・すいしょく)】なども検出されました。これらはすぐ近くから流されてきたものと考えられます。
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