トヨガ下遺跡 調査速報
◎調査課の蔭山です。
豊田市下山田代町地内にあるトヨガ下遺跡の発掘調査が本格的にスタートしました。調査の成果を、順を追って紹介していきたいと思います。
トヨガ下遺跡A区の調査前の写真です。南から写真を撮っています。南側(写真左)から続く道が山の斜面にのびています。この山道を歩いていくと、山側に直径2m程の落ち込みを発見しました(南側の炭窯跡です、写真2は東より撮影)。
▲写真2:調査前の南側の炭窯跡(東より)
昨年の試掘調査の成果などから、地表面に残るこの落ち込みは明治時代頃の炭窯の可能性があるとのことです。
まず、南側に見つかった炭窯を調査しました。道から上がって穴に入る入口がありました。そして穴は一段掘り窪められて炭が溜まる堆積がありました。
山道をもう少し登った北側の炭窯も調査しました。山側の壁の下部分がよく焼けていて赤くなっていました。埋め土の最後に炭層が流れ込んでいました。炭窯の穴の中から一段上がって入口があり、道につながっていたようです。
この炭窯跡はほぼ、表土上から掘り込まれていて、新しい時代の遺構であると思われます。地元の記録では、明治から昭和の前半にかけて炭窯が盛んに営まれていたようです。
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