調査課の池本です。

　岡山南遺跡の発掘も終盤にさしかかりました。
　現在は第3面の遺構（古墳時代）の調査を実施しております。

▲写真1

　写真1は2月10日に撮影した航空写真です。上が北です。調査区の西側に白く写っているのは旧河道です。ただし、この河道は古墳時代よりも古く、弥生時代終末期頃には埋まっていたと考えられます。河道の西側には小規模な土坑が幾つか確認されました。この部分は微高地の縁辺部で、居住域の外側に該当するのかも知れません。河道の東側は微高地のさらに外側に該当します。ここからは何本もの溝を確認しました。

　なお、調査区の外にも北側の水田に白く乾いた部分が観察できます。これも調査区で確認できた旧河道の続きでしょうか。

▲写真2

　以前ご案内の通り、1月28日（土）には地元説明会を開催しました（写真2）。雨模様の天気でしたが、参加者は地元の方々を中心に130名でした。どうもありがとうございました。