2005年06月15日
御山寺遺跡 01
(ごさんじいせき:岩倉市中野町・東町 北緯35度17分18秒,東経136度52分11秒)
御山寺遺跡は、岩倉市の中心にある岩倉城跡から北西約1.5kmに位置する、古墳時代から近代までの遺構・遺物が確認される遺跡です。昨年度から発掘調査を実施し、今年度も名鉄犬山線の東西両側で10月までの期間で調査を進めています。
●遺跡全景
05A区とした線路から西へ約200mの調査区では、戦国時代以降に掘られたとみられる幅約7.5m深さ約80cmの 大溝が確認されました。この調査区の西をかつては河川が南北方向に流れていたようで、それに向かって下り傾斜となるいわばムラの端のようなところだったと考えられます。
●05A区全景
大溝は河川と同じ方向にのびており、今のところ灌漑や運河のような機能が想定されます。
●05A区大溝
投稿者 maibun : 2005年06月15日 11:16