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愛知県埋蔵文化財センターは今年度6月より、川向地区の上ヲロウ・下ヲロウ遺跡(かみをろう・しもをろういせき)の発掘調査を行ってまいりました。
上ヲロウ・下ヲロウ遺跡の本調査が実施されるのは今回始めてですが、これまでに縄文時代前期から中期(約7000年前〜4500年前)と思われる竪穴建物跡(たてあなたてものあと)や土器、打製石斧や石錘などの石器が出土しています。
つきましては、8月10日(土)午前11時より、地元説明会を開催いたします。
詳細につきましては、下記のとおりですので、皆様ふるってご来場ください。
<<記>>
開催日:8月10 日(土) 午前11 時より開始
場 所:上ヲロウ・下ヲロウ遺跡
(設楽町川向字上ヲロウ・字下ヲロウ地内 )
参加費:無料
内 容:出土遺構の見学と遺物の展示。
▲地図1
▲地図2
※お車でご来場の方は、現地に駐車場を用意しております。国道257 号の川向公会堂前のバス停❶から県道432 号小松田口線に入ってください。
※現地は道幅が狭くなっておりますので運転には十分注意し、現地の係員の指示に従っていただくようお願いします。
<<開催の詳細・お問い合わせ>>
愛知県埋蔵文化財センター 永井宏幸(080-1571-4985)
設楽発掘通信を公開しました!
8月10日(土)に開催される地元説明会のご案内が掲載されています!
ダウンロードサイトよりご利用ください。
ダウンロード>広報誌>設楽発掘通信
7月から、稲沢市の一色城跡で発掘調査が始まりました。
合わせて、一色城跡発掘調査通信が発行されましたので、おしらせします。
ダウンロードサイトよりご利用ください。
ダウンロード>広報誌>一色城跡発掘調査通信
**一色青海遺跡(いっしきあおかいいせき)ー稲沢市ー 成果報告会のお知らせ**
稲沢市一色青海町・儀長に位置する、一色青海遺跡の発掘調査の成果を紹介する、「成果報告会」を、「メタウォーター下水道科学館あいち(愛知県下水道科学館)」に、場所をお借りして下記の日程で実施することとなりました。
ぜひご参加ください。チラシ ダウンロード(173KB)
日時:平成31年1月19日(土)
午前10:30(説明開始)〜午前11:45(終了)
内容:今年度日光川上流浄化センター内で行った発掘調査成果の紹介。
出土遺物の展示。
**今年度の発掘調査では、いずれも弥生時代中期後半(約2100 年前)のお墓(方形周溝墓)、住居(竪穴建物跡)、溝、川の跡が検出されました。
場所:稲沢市平和町須ヶ谷長田295ー3
メタウォーター下水道科学館あいち(愛知下水道科学館)
2階会議室
(参加者多数の場合は説明場所を1階ロビーに変更する場合があります)
その他:申し込み不要・入場料・参加料無料
お問い合わせ:
(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団
愛知県埋蔵文化財センター 調査課
TEL 0567-67-4163
FAX 0567-67-3054
<<注意事項>>
*発掘調査はすでに終了しています。日光川上流浄化センターへの立ち入りはできません。
設楽町所在 滝瀬遺跡(たきせいせき) の現地説明会を開催!
1 日 時
平成30 年12 月8日(土)
午前の部:午前11 時から正午まで (受付開始:午前10 時30 分)
午後の部:午後1時から午後2時まで (受付開始:午後0時30 分)
2 場 所
滝瀬遺跡 発掘調査現場(北設楽郡設楽町八橋字タキセ)
3 内 容
今年度に行っている滝瀬遺跡(たきせいせき)の発掘調査で見つかった約9,000 年前の縄文時代の集落に関わる竪穴建物(たてあなたてもの)跡等の遺構(いこう)を見学いただき、その成果について愛知県埋蔵文化財センター職員が説明します。
また、会場では、約9,000 年前の縄文時代の集落から出土した土器や石器等の遺物(いぶつ)を展示し、写真パネルにより発掘調査の状況を御覧いただきます。
4 主 催
愛知県教育委員会・(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター
5 連絡先
*(現地説明会関係)
愛知県教育委員会生涯学習課文化財保護室 保護・普及グループ
担当:野口・洲嵜・伊藤 電話 052―954―6783(ダイヤルイン)
*(調査成果関係・当日連絡先)
(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団愛知県埋蔵文化財センター調査課
担当:鈴木正貴 電話 080―1571―4982 早野浩二 電話 080―1571―4991
6 その他
参加費は無料です。また事前の申込みも不要です。
当日は資料(A4判4ページ程度)を用意します。
なお、雨天の場合は中止します。(小雨決行)
説明会の実施の可否については上記5連絡先の鈴木あるいは早野までお問い合わせください。
開催のおしらせ PDF 1.0MB
▲滝瀬遺跡 18区全景
▲滝瀬遺跡 18B区 竪穴建物跡1(縄文時代早期前葉:今から約9,000 年前)
竪穴建物跡の床面付近(上の写真の左手)に炭化した建築材が残存していました。その周辺の炭化物(下の写真)を放射性炭素年代測定(ほうしゃせいたんそねんだいそくてい)により年代測定した結果(測定番号:PLD-37115)、暦年代に較正(こうせい)した年代で今から約9,000 年前(縄文時代早期前葉に相当)であることが判明しました。
▲放射性炭素年代測定に用いた炭化物
竪穴建物跡1と同様の遺構は調査区内において計10 基が確認されており、同時期を前後する時期の集落を構成しています。内容が判明する集落としては、県内最古の調査事例で、その年代が科学的に裏付けられたことも重要です。
**詳しくは、 「あいち埋文Blog」 をご覧ください。**