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愛知県埋蔵文化財センターは、平成20年9月よりモリ下遺跡の発掘調査を行ってまいりました。 調査では、弥生〜古墳時代・古代の竪穴建物が見つかり、縄文時代の土器や石器、弥生時代から戦国時代の土器や陶器などが出土しています。
つきましては、これらの成果を皆さまに見ていただく説明会を、下記のように開催いたしますので、この機会に是非ご覧下さい。
日時 平成21年 2月 28日(土) 午前11時から45分程度。※ 雨天の場合は中止します。なお当日午後2時から石座神社遺跡(いわくらじんじゃいせき:新城市大宮字長頭貝津、狐塚)の現地説明会も開催いたします。
場所 新城市八束穂字モリ下 モリ下遺跡発掘調査現場
内容 発掘調査で見つかった遺構の見学と説明。出土品の展示。
主催 (財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
交通手段 駐車場がありませんので、公共交通機関・徒歩でおこし下さるようお願いいたします。
※JR飯田線「三河東郷駅」より北東へ徒歩約30分
その他 現地は多くの段差がありますので、当日は滑りにくい履物、動きや すい服装でおいで下さい。 調査場所以外には立ち入らないようお願いします。
問い合わせ先 (財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター 須長詰所 0536-23-8571 または 担当:浅田 090-1980-1346 まで
愛知県埋蔵文化財センターは、平成20年9月より石座神社(いわくらじんじゃ)遺跡の発掘調査を行ってまいりました。 調査では、弥生〜古墳時代の大規模な集石遺構や溝、古代の竪穴建物・掘立柱建物が見つかり、弥生〜古墳時代・古代の土器や戦国時代の鉄砲玉などが出土しています。
つきましては、これらの成果を皆さまに見ていただく説明会を、下記のように開催いたしますので、この機会に是非ご覧下さい。
日時 平成21年 2月 28日(土) 午後2時から45分程度。※ 雨天の場合は中止します。なお当日午前11時からモリ下遺跡(新城市八束穂字モリ下)の現地説明会も開催いたします。
場所 新城市大宮字長頭貝津、狐塚 石座神社遺跡発掘調査現場
内容 発掘調査で見つかった遺構の見学と説明。出土品の展示。
主催 (財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
交通手段 JR飯田線「茶臼山駅」より北へ徒歩約30分
その他 現地は多くの段差がありますので、当日は滑りにくい履物、動きや すい服装でおいで下さい。 調査場所以外には立ち入らないようお願いします。
問い合わせ先 (財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター 石座詰所 0536-23-6597 または 担当:宮腰 070-5060-3675 まで
新城市富永地区の柿下遺跡の発掘調査で遺構・遺物が検出されております。
説明会を下記により行いますので、ご近所の方々お誘い合わせのうえお越し下さい。
日 時 2009年 2月 7日(土) 午前11時 小雨決行
場 所 新城市富永 柿下遺跡
駐車場 川上公民館駐車場
*会場内は地道の傾斜地です。履物にご注意ください。
<<連絡先>>
愛知県埋蔵文化財センター柿下詰所
TEL0536-24-1286 担当者:永井・酒井
国際文化財(株)吉竹・加原・柿下遺跡発掘調査事務所
TEL0536-24-1288 担当者:定水
愛知県埋蔵文化財センターでは、国道363号道路改良工事に伴う桑下城跡の発掘調査を、平成20年8月から平成21年3月の予定で実施しています。
このたび、埋蔵文化財保護思想の高揚を図るとともに、地域の皆さんにこの遺跡についてもっと知っていただくため、現地説明会を下記により開催いたします。
記
1 日 時 平成21年1月24日(土) 午前10時40分より正午まで
2 場 所 桑下城跡発掘調査現場 瀬戸市上品野町地内
3 内 容 発掘調査で見つかった遺構の説明と見学、出土遺物の展示
4 調査主体 (1)委 託 者 愛知県建設部
(2)受 託 者 愛知県教育委員会
(3)調査実施機関(財)愛知県教育・スポーツ振興財団
愛知県埋蔵文化財センター
5 そ の 他
当日は別途説明資料を配布し、30分程度調査研究員が説明を行った後、質問にお答えします。 なお、雨天の場合は中止します。(小雨決行)
<<本年度調査の成果>>
今年度の調査では曲輪を多く確認し、曲輪からは番小屋や庭園を確認しました。
昨年度に調査した本丸部分は堀と土塁で厳重に防御を固めており、同じ城館として遺構のあり方が今回とは大きく違っています。
おそらく今回調査した部分が、丘陵を切り込んで、造成された曲輪、防御を基本とする曲輪で在地領主の元々の城であったと考えられます。
その後何らかの事情で大規模に改修して巨大な堀と土塁で厳重に防御を固めた本丸部分を造成したものと考えられます。
桑下城のある品野の地は織田対今川の覇権争いの最前線となり、緊張関係が続く中、今川氏(今川義元)は永禄元年(1558)に桑下城の守将として松平家次を派遣し、攻めて来た織田方を撃退したと伝えられています。今回の調査成果はこれらの歴史的背景に関わっている可能性があり、本丸周辺は永禄元年以前に造成されたのではないかと考えられます。
このたび、愛知県埋蔵文化財センターでは、東海市大田町松崎・堀切地内において、名鉄連続立体交差事業に伴う松崎遺跡の発掘調査成果の現地説明会を行いますので、お知らせします。
日時 平成20年12月23日(火) 午前11時から(40分程度)
場所 東海市大田町松崎・堀切 松崎遺跡発掘調査現場
内容 発掘調査で見つかった遺構の説明と見学、出土遺物の展示
交通手段 名鉄太田川駅より徒歩10分。駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
そ の 他 午前11時から40分程度、調査員が説明を行い、その後質問などにお答えします。資料は当日配布します。雨天の場合は中止します(小雨決行)。
問い合わせ (財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
所在地 498-0017 弥富市前ヶ須町野方802-24
電話 (0567)67-4163
担当 調査課 城ヶ谷・赤塚
(財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
松崎詰所
電話 (0562) 31-0039
担当 調査課 池本・松田・川添
<<遺跡の概要>>
松崎遺跡は、古墳時代〜古代の製塩遺跡として全国的に著名な遺跡で、日本列島で初めて、「藻塩焼く」という土器製塩が実証的に証明された遺跡であります。
今回の調査では遺跡の北西端を確認することができ、当時の海岸線と砂堆上に堆積する遺物包含層が確認できました。これらは調査区の南北で違いがあり、北側は古墳時代に属する製塩土器が主体となるのに対して、南側は古代が主体で製塩土器の他に貝殻や炭化物を多量に含み、北側とは様相が大きく異なっています。
こうした状況の違いは、人々の様々な活動の結果により形成されたものです。こうしたデータを比較・分析する事により、遺跡の実像が復元できるといえましょう。