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このたび、愛知県埋蔵文化財センターでは、東海市大田町松崎・堀切地内において、名鉄連続立体交差事業に伴う松崎遺跡の発掘調査成果の現地説明会を行いますので、お知らせします。
日時 平成20年12月23日(火) 午前11時から(40分程度)
場所 東海市大田町松崎・堀切 松崎遺跡発掘調査現場
内容 発掘調査で見つかった遺構の説明と見学、出土遺物の展示
交通手段 名鉄太田川駅より徒歩10分。駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
そ の 他 午前11時から40分程度、調査員が説明を行い、その後質問などにお答えします。資料は当日配布します。雨天の場合は中止します(小雨決行)。
問い合わせ (財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
所在地 498-0017 弥富市前ヶ須町野方802-24
電話 (0567)67-4163
担当 調査課 城ヶ谷・赤塚
(財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
松崎詰所
電話 (0562) 31-0039
担当 調査課 池本・松田・川添
<<遺跡の概要>>
松崎遺跡は、古墳時代〜古代の製塩遺跡として全国的に著名な遺跡で、日本列島で初めて、「藻塩焼く」という土器製塩が実証的に証明された遺跡であります。
今回の調査では遺跡の北西端を確認することができ、当時の海岸線と砂堆上に堆積する遺物包含層が確認できました。これらは調査区の南北で違いがあり、北側は古墳時代に属する製塩土器が主体となるのに対して、南側は古代が主体で製塩土器の他に貝殻や炭化物を多量に含み、北側とは様相が大きく異なっています。
こうした状況の違いは、人々の様々な活動の結果により形成されたものです。こうしたデータを比較・分析する事により、遺跡の実像が復元できるといえましょう。