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【開催趣旨】
名古屋都市センター(名古屋市中区)において、令和7年度考古学フェア「あいちの考古学2025」を開催します。名古屋市内を始め愛知県を含む東海地域では、毎年、県や市町村が多くの遺跡の発掘調査行っています。また、大学や博物館等では考古学の研究が行われ、それらは地域の歴史の解明に大きく寄与しています。
考古学フェアでは、従来の考古学ファンだけではなく、これまで考古学に関心のなかった方々にも興味を持っていただくために、愛知県内外の考古学関係団体による調査や研究成果のポスター展示を行うとともに、その発表会さらに専門家によるシンポジウム(以上、考古学セミナー)と、お楽しみイベント(考古学フェスタ)を開催します。
考古学フェアの基軸となるポスター展示は、約3週間にわたって行われるため、会期中に何度も観覧することができ、加えて調査・研究発表会を聴講することでより深い理解を得ることが期待されます。ポスター展示にはポップなどで要点を提示してより興味を引く仕掛けを行います。また考古学フェスタは、ワークショップやゲームなど親子で参加でき、かつ考古学的な知識や経験が得られるイベントを開催します。
【対象者】 一般県民
【主 催】公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
【共 催】公益財団法人名古屋まちづくり公社
【開催場所】
〒460-0023 名古屋市中区金山町一丁目1 番1号 金山南ビル 11階 名古屋都市センター まちづくり広場
【ポスター展示】
(1)開催期日:令和7年11月5日(水)から11月24日(月・休)まで
(2)開館時間:火~金 午前10:00 から 午後6:00まで
土・日・祝 午前10:00 から 午後5:00まで
*月曜日 休館
(3)開催場所:金山南ビル 11階 名古屋都市センター まちづくり広場
入場無料・予約不要
【調査・研究発表会】
(1)開催日:令和7年11月15日(土)・16日(日)
(2)開催時間:午後1時から4時まで
(3)開催場所:金山南ビル11階 名古屋都市センター ホール
ホール内定員100名(先着順)
入場無料・予約不要
【考古学フェスタ】
(1)開催日:令和7年11月9日(日)
(2)開催時間:正午から午後4時まで
(3)開催場所:金山南ビル11階 名古屋都市センター ホール
入場無料(材料費が必要なワークショップもあります。)
予約不要
【シンポジウム】
「名古屋城のお庭(にわ)
〜下御深井(したおふけ)御庭と二之丸庭園(にのまるていえん)」
(1)開催期日:令和7年11月24日(月・休)
(2)開催時間:午後1時から4時(開場午後0時30分)
(3)会 場 :金山南ビル11階 名古屋都市センター ホール
(4)観覧料等:入場無料・予約不要
(5)定 員 :先着150名
(6)内容
記念講演「絵図と発掘から名古屋城二之丸庭園を考える」
講師 丸山 宏(名城大学名誉教授)
座談会「名古屋城の御庭〜下御深井御庭と二之丸庭園~」
パネラー:丸山 宏・永井邦仁(愛知県埋蔵文化財センター調査研究専門員)・堀内亮介(名古屋城調査研究センター)・高橋圭也(名古屋城調査研究センター)・武部真木(愛知県埋蔵文化財センター)
司会:永井邦仁
★考古学フェアのチラシは以下のところから、ダウンロードしてください。
★ダウンロード > チラシ > 2025
★ダウンロード > チラシ > 2025

愛知県埋蔵文化財センターは、公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団の一組織になります。その兄弟組織に、愛知県生涯学習推進センターがあります。その愛知県生涯学習推進センターが主催する「あいちの遺跡を学ぼう」講座で、愛知県埋蔵文化財センター関連の講座が開催されます!
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『名古屋市東区・西二葉町遺跡
~江戸成瀬家屋敷跡と近代学校変遷史~』
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名古屋市東区の西二葉町遺跡は、明和高校の敷地内にあります。当地は江戸時代を通じて犬山城主・成瀬家の屋敷が存在。また、明治時代以降、旧制愛知一中や名古屋帝国大学など愛知県下の中等・高等教育の始まった場所でもあります。今回の講座では、現在まで残された絵図面を参考に、遺跡の調査結果から屋敷の構造や学校校舎などの当時の様子を、より鮮明に浮かび上がらせます。講義と現地学習の全2回の講座を予定しています。
【開催日時】
1日目 2025年10月10日(金)10時00分~12時00分
講義 「江戸成瀬家屋敷跡と近代学校変遷史」
会場 愛知県教育会館 3階教室(名古屋市中区新栄)
2日目 2025年10月17日(金)13時00分~15時00分
現地学習「近現代の土地利用~武家屋敷から学校運営まで」
※全2回(講義1回、現地学習1回)の講座です
【場所】
1日目
(会場)
愛知県教育会館 3階教室(名古屋市中区新栄)
2日目
(約2.0kmのコース)
明和高校前街園→明和高校の敷地を一周→七尾天神社→西二葉町遺跡
【講師】
愛知県埋蔵文化財センター
調査研究専門員 川添 和暁 氏
調査研究主事 柳原 麻子 氏
【定員】
24名(対象:愛知県内にお住まいの方)
お申込みは、以下の愛知県生涯学習推進センターのページからお申し込みください。
【生涯学習あいち県民講座】
https://www.manabi.pref.aichi.jp/center/kenmin.html

現在、名古屋市東区西二葉町遺跡では、江戸時代の犬山藩主・成瀬隼人正中屋敷跡および愛知県立第一中学校校舎跡など、近世〜近代を中心とした遺跡調査をおこなっています。現在の調査区では、江戸時代の屋敷建物の裏に当たるため、建物跡のみならず、池や水を流す樋状の遺構など、庭の景観が見つかっています。当地の近世〜近代の様子を見て頂くまたとない機会ですので、是非お越し下さい。
日時 令和7年9月13日(土)・14日(日)
全体説明は、午前11時〜、午後2時〜
開催場所:西二葉町遺跡調査現場
明和高等学校敷地内(名古屋市東区白壁2丁目32-6)
内容:発掘調査現場での説明と出土遺物の展示をします。
雨天などの場合、発掘現場での説明は中止となります。
問合せ先 愛知県埋蔵文化財センター調査課 0567-67-4163
川添職場携帯 080-1571-4989
※当日は、明和高等学校文化祭が開催されています。地元説明会へは学校敷地東門よりお入り下さい。
※※駐車場はありませんので、ご来跡は必ず公共交通機関をご利用下さい。
※※※現場内には凹凸もございます。歩きやすい靴・服装でお越し下さい。