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平成19年度 発掘調査技術等研修会
炭素14年代測定法に基づく最新の弥生時代暦年代と土器編年等を検討し、東海地域を代表する朝日遺跡の評価と県内の弥生文化について考えるために,県内の埋蔵文化財担当者を対象とした研修会を実施いたしました。
テーマ「弥生時代を考える 朝日遺跡の評価をめぐって」
日時 平成20年2月15日(金)
会場 愛知県埋蔵文化財調査センタ- 2階研修室(弥富市前ケ須町野方802-24)
内容
1朝日遺跡(愛知県清須市ほか)を巡る諸問題について
1)「朝日遺跡の主要遺構配置について」
講師 愛知県埋蔵文化財センター 課長補佐 赤塚次郎
2)「弥生時代の土器編年について」
講師 愛知県埋蔵文化財センター 主任 永井宏幸
講師 愛知県埋蔵文化財センター 主任 早野浩二
3)「朝日遺跡を特徴づける資料について」
講師 愛知県埋蔵文化財センター 主任 樋上 昇
講師 愛知県埋蔵文化財センター 主任 川添和暁
4)「名古屋市域の調査成果について」
講師 見晴台考古資料館 学芸員 村木 誠
5)「弥生時代の暦年代について」
講師 愛知県埋蔵文化財センター 主任 永井宏幸
2 討議「弥生時代の暦年代と弥生文化について」
パネラー
橿原考古学研究所 調査部長 寺澤 薫
奈良国立文化財研究所 考古第三室長 深澤芳樹
愛知県埋蔵文化財センター 主査 石黒立人
新しい愛知の弥生文化に触れる
中日文化センターとの共同企画によるたのしい考古学入門講座を実施しました。
「愛知県 弥生文化発掘物語」
講師 愛知県埋蔵文化財センタ-調査課研究員
会場 中日文化センター講義室(名古屋市栄)
開講日 10月第三水曜日 午前10時〜12時
<内容>
愛知県内には,数多くの優れた弥生遺跡が存在します。
愛知県埋蔵文化財センタ-では,県内各地で遺跡の発掘調査を実施してまいりました。その中で,特に興味深い調査成果が得られました,複数の遺跡をご紹介しながら,
時空を超えて皆さんと遙か古代の旅に出てみたいと思います。伊勢湾の恵みと伴に,風土と景観を保ちながら独特の文化を築き上げてきた,愛知の弥生人に出会ってみましょう。
<カリキュラム>
第1回(10/17)「洪水との戦い・弥生輪中のムラ 一宮市猫島遺跡」 赤塚次郎
第2回(11/21)「巨大な大型建物がある風景 稲沢市一色青海遺跡」 樋上昇
第3回(12/19)「愛知の銅鐸が語る 地の神への祈り」 宮腰健司
第4回(1/16)「矢作川流域巨大遺跡群とは 安城市下懸遺跡」 池本正明
第5回(2/20)「東日本最大規模の弥生都市 清須市他朝日遺跡」 永井宏幸
第6回(3/19)「東海としての弥生社会とは 縄文と弥生が出会う場所」石黒立人
平成19年11月29日(木)から12月2日(土)の3日間、愛知県芸術文化センター地下2階「アートプラザ・ビデオルーム」において、パネル展示およびワークショップ(土曜日のみ)を実施いたしました。
参加人数は、のべ168名を数え,土器の展示では参加者の方々に直接土器に触れていただいたり,間近に観察をしていただきました。朝日遺跡出土のパレススタイル土器の美しさに感心する声が寄せられました。
ワークショップ
日 時 平成19年12月1日(土曜日)
内 容 1 プレゼンテーション 『あいちの弥生文化 朝日遺跡バージョン』
2 ペパクラたいむ 『壷のペーパークラフト』
・その他最近の発掘情報パネルの展示・出土遺物の展示
場 所 愛知県芸術文化センター地下2階「アートプラザ・ビデオルーム」(名古屋市栄)