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令和元年5 月上旬より日光川上流浄化センター内にて実施して参りました遺跡発掘調査ですが、おかげさまで調査は順調に進み、10 月末頃に終了する運びとなりました。工事期間中、皆様にご協力いただきました事を御礼申し上げます。
今回の発掘調査が終了する前に皆様にご覧頂きたく、地元説明会を下記の内容にて実施いたします。是非、この機会にご来場ください。
記
1日時:令和元年10 月5 日(土)
10 時30 分〜、13 時30 分〜(1 回30 分の説明) 14 時30 分閉場
2場所:稲沢市平和町須ヶ谷長田295-3(下の地図参照)
メタウォ−ター下水道科学館あいち(愛知下水道科学館)
3内容
・スライドを用いた説明、出土遺物の展示( 今年度と昨年度の出土遺物)
・発掘現場見学( 天候や調査の進行によっては見学を中止する場合があります。
発掘現場での説明はありません)
4留意事項
(1) お車で来場の際、駐車場についてはメタウォ−ター下水道科学館あいち( 愛知下水道科学館) をご利用ください。
(2) 駐車場から発掘現場まで約500mです。駐車場の数に限りがありますのでなるべく徒歩での移動をお願いします。
(3) 歩きやすい履き物でご来場ください。
5問い合わせ先
公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター調査課
電話 0567-67-4163 FAX 0567-67-3054
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一色青海遺跡 発掘調査の成果
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一色青海遺跡は、稲沢市一色青海町を中心に儀長町、井堀野口町、平和町須ヶ谷にかけて広がる弥生時代から江戸時代の遺跡です。
平成5 年度から、日光川上流浄化センターの事業に伴う埋蔵文化財発掘調査が行われており、本年度も5 月より調査を行なってまいりました。
見つかった遺構や遺物は大きく二つの時期にわけられます。まず、鎌倉時代から江戸時代、そして、弥生時代です。
鎌倉時代から江戸時代の遺構は溝と大きな土坑( 穴)がありました。土坑は幅や長さが2 〜 3 m の長方形プランのものが、1 0 基ほどあり、これらは鎌倉時代、室町時代の墓とも考えられています。
弥生時代では土坑に加え、昨年の調査でも見つかっている大きな溝や自然流路( 川)の続きの部分がみつかりました。下の写真は弥生時代の溝です。右の溝は幅が約6 m 、深さは約1 . 2 m 、左の溝は幅が約7 m 、深さは約1 . 5 mもあります。
これらの溝はもともと大きな自然流路があった場所に掘られています。現在は、その自然流路を調査中です。
▲弥生時代の甕
( 口ではなく台の付いた底部)
▲弥生時代の溝