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愛知県埋蔵文化財センターでは、日光川上流流域下水道浄化センター内の施設拡充にともない、平成21年5月から稲沢市一色青海町に所在する一色青海遺跡の発掘調査をおこなっております。
弥生時代中期後葉(紀元前1世紀頃)の集落の中心部を発掘し、竪穴住居50棟以上、掘立柱建物5棟以上と、集落の北を画する大溝2条を確認しました。
なかでも大溝からは、大量の土器とともに、製作途中の鍬や斧柄、竪杵、弓などの木製品のほか、赤彩をほどこしたカゴ、ヒスイ製の勾玉などの珍しい遺物が出土しました。
つきましては、これらの発掘調査成果をご覧いただきたく、説明会を下記のように開催いたしますので、多くの方々のお越しをお待ち申し上げております。
▲竪穴住居土器出土状況
1 日 時 平成22年1月30日(土) 午前10時より
1時間程度
2 場 所 一色青海遺跡発掘調査現場 稲沢市一色青海町地内
3 内 容 発掘調査で見つかった遺構の説明と見学、出土遺物の展示
4 主 催 (財)愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財センター
電話 0567-67-4163 http://maibun.com
一色青海詰所 電話 0587-36-1793
5 そ の 他 当日は別途説明資料を配布し、30分程度調査研究員が説明を行っ
た後、質問にお答えします。
なお、雨天の場合は中止します(小雨決行)。
▲地図
▲竪杵
▲赤彩弓
▲赤彩カゴ
▲二連の鍬未成品