愛知県埋蔵文化財センター調査報告書 第201集 大平本城 ((おおだいらほんじょう) (

遺物: 出土遺物は大半が16世紀に属します。
ただし、15世紀代に遡る資料も一部に含まれ、
下段の平坦面の整地層からは16世紀後半頃の擂鉢片が1点出土しています。

図10 焼土塊

003SKより出土。

壁土の可能性を持つ焼土塊が多数出土している。大きさはほぼ拳大以下で、一部の平坦面やスサの混入も確認できる。

写真図版4 出土遺物 1 せんじ

腰部に稜が確認できる。外面に笹をモチーフとした絵付けを施す。瀬戸登窯第8小期。

写真図版4 出土遺物 2 「せんじ」 腰部に稜が確認できる。瀬戸登窯第8小期。

写真図版4 出土遺物 5 志野丸皿でほぼ全形を留める。瀬戸登窯、第3小期か第4小期。

写真図版4 出土遺物 11 擂鉢で、内面には使用痕が確認できる。古瀬戸後期IV新。

写真図版4 出土遺物 16

四耳壺の肩部片。古瀬戸後期IV。内外面に鉄釉を施す。

写真図版4 出土遺物 19 四耳壺の体部片。大型で内外面に灰釉を施す。古瀬戸後期IV。

写真図版4 出土遺物 21 天目碗の口縁部片。古瀬戸後期IV新。

写真図版4 出土遺物 22

擂鉢の底部片。

大窯第1段階。