愛知県埋蔵文化財センター調査報告書 第191集 吉竹遺跡 ((よしたけいせき) (




・YouTube
・Facebook
・Twitter

・ページの先頭へ
・PDF一覧へ戻る
・TOPページへ戻る


     概要:

     吉竹遺跡は、愛知県新城市牛倉地区に所在する弥生時代後期から古墳時代前期の集落遺跡である。豊川支流の大宮川がつくる谷地形の入り口の台地上に立地する。 集落は当該期の竪穴建物6棟が検出されたが、地形などから類推して、その範囲は約800㎡に収まり、同時期に1〜2棟程度の小規模なものと推測される。 しかしながら竪穴建物跡からは、当該期の土器と共に、 石製紡錘車無茎の三角形鉄鏃 出土している。
     また、集落の西から南側では、大宮川の旧河道が確認され、ここからは 袋状鉄斧 が出土している。鉄斧の所属については確定的では無いものの、小さな集落であるにも関わらず鉄製品を所持している点が注目されよう。

  ・吉竹遺跡遺構↓

・吉竹遺跡出土遺物↓