概要遺構遺物
 荒山古墳群は、豊田市渡合町に所在し、ほぼ東西に延びる標高77〜81mの丘陵頂部平坦面の西端に立地します。
1号墳(奥)・2号墳(手前)全景(南西から)
  • 石室を有する古墳2基(1号墳・2号墳)と盛り土された高まり(不明遺構)が発見されました。
  • 石室内より須恵器や太刀・刀子・鉄鏃・耳環・ガラス小玉・滑石製小玉・水晶製管玉・瑪瑙(めのう)製勾玉が出土しました。
  • 1号墳は竪穴系横口式石室で、石室内の出土遺物から見ると築造時期は6世紀末〜7世紀初頭で、7世紀前半まで追葬が行われたと思われます。
  • 2号墳付近から三足壺が出土しました。周辺の出土遺物から推測すると築造時期は7世紀前半〜中頃になります。
  • 不明遺構の時期は、出土遺物より荒山1号墳と同時期と考えられる。


1号墳出土ガラス小玉→

 

 





←荒山古墳群平面図