調査で確認できた遺構は、奈良〜平安時代に集中しています。注目される遺構は、土器を製作したと考えられるロクロピット(SK133)を付設する竪穴住居(SB07)と、土器の二次選別に関連したと考えられる廃棄土坑と土器集積遺構です。土器集積遺構の中から出土した遺物は、完形品もしくはほぼ完形品の頻度が高く、焼き割れや焼き歪みの著しい資料も含まれています。