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 99E区SK17(土坑)の遺物出土状況
     
     208×106cm規模の楕円形、深さ16cmの土坑を検出しました。土坑内部には、複数の大型の花崗岩が集められており、そのほぼ中央で、頸部を打ち欠いた古瀬戸
後期の灰釉瓶子が、横位の状態で見つかりました。 これは蔵骨器として利用されたと考えられ、周辺が墓域であった可能性があります。また、礫の下からは多くの
灰釉系陶器椀(山茶椀) が検出されました。
 
   

SK17灰釉瓶子検出状況
 


SK17遺物出土状況

 
SK17下層遺物出土状況
 
     
 99E区SK17(土坑) 出土遺物
     
 
 土坑中央で横位の状態で見つかった灰釉瓶子は、肩部に貼花を施し、牡丹文が3ヶ所に配されています。 その他に、灰釉平椀・縁釉小皿・灰釉卸皿など、下層からは灰釉系陶器(山茶椀)・小皿も出土しました。
 

古瀬戸灰釉貼付牡丹文瓶子
   

SK17出土遺物