![]() |
![]() |
鍛冶屋とは |
|
刃物などの鉄製品は、鉄鉱石や砂鉄などの原材料から直接できるわけではなく、 1製錬(せいれん) などの工程を経て作られます。 これを順に説明すると、 (1) 製錬とは原材料を製鉄炉の中で高熱で熱し酸素を取り除いて(還元して)金属鉄を取り出す作業です。 (2) 精錬とは製錬でできた鉄塊からさらに不純物を取り出し、加工しやすい状態にする工程で大鍛冶とも呼ばれます。 (3) 鍛錬とは加熱しハンマーなどで叩いて鉄製品を作る工程で小鍛冶とも呼ばれます。 (4) 一方、鋳造とは溶解した鉄を鋳型に流し込んで鋳物を作る工程です。 各地の城下町にあったと考えられる鍛冶屋は、主に(3)鍛錬作業を行っていたと考えられます。 鍛錬作業を行っていたかどうかを遺跡から調べるには、鉄を熱する炉、作業中に出てくる不純物(鉄滓など)、金床石などの鍛冶の道具などを見つけることから始まります。
|
![]() |
参考リンク 鍛造技術の館(愛知県東海市 愛知製鋼内)
http://www.aichi-steel.co.jp/Fmuseum/FN.htm |