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2007年03月05日

西浦遺跡 発掘調査速報 7

●調査課の岡久です。
ご無沙汰しておりました。豊橋市石巻町に所在する西浦遺跡の発掘調査速報の7回目です。
現在西浦遺跡の発掘調査は、最北部台地末端域のE区を調査しています。この調査区は、範囲が広大であるとともに、弥生時代以降のおおむね全ての時代の遺構・遺物が確認され、それが幾重にも重なり合って存在している大変濃厚な調査区域となっています。今回は、E区のこれまでの調査の途中経過を報告させていただきます。

 E区では古墳時代や古代(平安時代)の区画溝が縦横に走っています。この土地の利用頻度が非常に高かったことが伺えます。また、これらの溝のうち、古墳時代後期〜古代と考えられる大きな東西溝からは鉄鏃も出土しました。
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▲E区 1面全体写真 南から

 また、E区では多くの竪穴住居跡が重なりあって見つかっています。これらの竪穴住居跡は、カマドまたは炉といった煮炊きをした遺構を伴っているのが一般的です。なかには複数の炉をもつものも見られます。これらの竪穴住居跡は、弥生時代後期〜古墳時代前期のものと、古墳時代後期のものとに大きく区別できます。
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▲複数の地床炉跡をもつ2750SB

 弥生時代後期〜古墳時代前期の竪穴住居跡からは、土器の破片がまとまって出土しています。
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▲2379SB弥生時代後期土器出土状況

 古墳時代後期の竪穴住居跡の1棟からは、カマドの傍に鉢が2つ伏せられた状態で、北東角に甑・甕・支脚状土製品がやはり伏せられた状態で整然と並んで出土しました。これらは住居の廃棄に伴う祭祀との関係が考えられ、当時の生活の様子を知る貴重な資料となりました。
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▲2745SB古墳時代後期甑・甕・支脚状土製品出土状況

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