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2007年02月22日

名古屋城三の丸遺跡 調査速報 4

●調査課の加藤です。
 これまで調査速報などでお伝えしてきました、名古屋市中区に所在する名古屋城三の丸遺跡の現地説明会を3月3日(土)午前11時から行います。
 当日は、那古野城(なごやじょう・近世の名古屋城に先行する戦国時代の城郭)時期の薬研掘の溝・近世の武家屋敷に伴う溝群、近代の防空壕および近世武士の生活を彩った遺物、旧陸軍第3師団関連の遺物を中心にご覧いただけます。

現地説明会の詳細は こちら から

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▲薬研掘の溝・深さ2.4Mを測ります

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▲廃棄土坑から出土した近世の亀や家の玩具など(当日,遺物コーナーでご覧になれます)

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2007年02月20日

名古屋城三の丸遺跡 調査速報 3

●調査課の加藤です。
 名古屋城三の丸遺跡では近世および戦国期の調査を進めています。
近世の遺物が大量に出土し、当時の生活の一端が見えてきました。さてその中で興味深い遺構が、太平洋戦争時の防空壕に一部がこわされていますが、室(むろ)です。室は保管のためにつくられた地下室のことです。この室からは近世の武家屋敷廃絶時に捨てられたと思われる遺物が大量に出土しています。
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▲近世の室

 その中には近世武家屋敷での精神生活を垣間見せるような遺物が出土しています。写真はミニチュアの家です。茶室を模したもので、箱庭道具としてつかわれたと考えられます。
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▲ミニチュアの家

 その他の遺構などからも当時の武士の生活の一端をうかがえるものがあります。ゴミ捨て穴からは大黒天や三猿の「きかざる」も出土しています。
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▲大黒天

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▲きかざる

 さらに興味深いのが男性・女性の玩具の一部。
男性像は束帯という正装をしているので天神などの神像と思われます。また女性像は島田髷(しまだまげ)と思われる髪型をしています。女雛(めびな)かもしれません。その他にも、土製の鳩笛・ニワトリの玩具も出土しています。
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▲人の玩具

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姫下遺跡 発掘調査速報 3

○調査課の永井邦仁です。

 安城市姫小川町内に所在する姫下遺跡では、2月17日に地元説明会を予定しています。流路から出土した土器と木製品の取り上げを進め、さらにこれらが堆積する以前の状態にまで掘り進めることができました
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▲古墳時代の流路(北から)

 流路には木製品や未加工の木が堆積した深い部分と土器が多数出土した浅い部分があります。浅い部分は長らく土器などを捨てる場所となっていたらしく、3〜4世紀代の土師器がかなり細かくなった状態で折り重なるようにして出土しました。その種類は、甕や壺や高杯などの日常生活で使ったとみられるものが中心です。
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▲古墳時代の土器集積(南から)

 木製品では、土掘り具である鋤がほぼ完全な状態で取り上げることができました。これは説明会で展示する予定です。また、流路の深い部分から浅い部分にかけて数本の杭が並んで立っているのもご覧いただけます。これはいったい何でしょうか?
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▲ 流路内の杭列

 姫下遺跡では平安時代後期の灰釉陶器が多く出土していることも特徴です。西三河地域では、古代の集落はこれまで奈良時代から平安時代前期のものがよく確認されていましたが、それに続く時期の集落の様子はあまりよくわかっていませんでした。掘り込みの浅い竪穴建物跡が多数確認できました。
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▲ 平安時代後期の竪穴建物跡

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2007年02月06日

名古屋城三の丸遺跡 調査速報 2

●調査課の加藤です。
 名古屋城三の丸遺跡では、去る1月25・26日に第1面の撮影を行いました。その時の写真を紹介します。

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▲第1面全景

 防空壕が5基確認できます。その代表的なものを紹介すると、調査面から約1.6mまで掘られていますが、固い熱田層を手作業で掘っており(スコップの跡が確認できるところもあります)、掘った人たち(学徒動員の中学生か?)の苦労がしのばれます。また、スロープには排土を運んだ一輪車の痕跡や階段を設けた痕跡も確認することができました。さらに土留めの杭の痕跡も確認されています。
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▲340SX 線入り

 さて、近世の遺構は、多くが近代遺構によって破壊されたものと考えられますが、まだ調査区の北東と北西で確認することができます。北西では礎石が残るピットが確認され建物があったと考えられます。さらに、当時のゴミ捨て穴も2基以上確認できました。中から瓦や茶碗などがたくさん出土しています。
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▲387SK 遺物出土状態

 その中にはこのようなものもありました。
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▲387SK 遺物出土状態  近世遺物

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2007年02月02日

姫下遺跡 地元説明会開催のおしらせ

●調査課の宮腰です。
 これまで調査速報などでお伝えしてきました、安城市姫小川町・東町に所在する姫下遺跡の地元説明会を2月17日(土)に開催します。当日は午前11時と午後1時の2回調査員による説明を行います。調査現場では平安時代から鎌倉時代の住居跡や古墳時代の廃棄土坑や河川跡をご覧いただけます。

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詳細は こちら 

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