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2007年02月20日
姫下遺跡 発掘調査速報 3
○調査課の永井邦仁です。
安城市姫小川町内に所在する姫下遺跡では、2月17日に地元説明会を予定しています。流路から出土した土器と木製品の取り上げを進め、さらにこれらが堆積する以前の状態にまで掘り進めることができました

▲古墳時代の流路(北から)
流路には木製品や未加工の木が堆積した深い部分と土器が多数出土した浅い部分があります。浅い部分は長らく土器などを捨てる場所となっていたらしく、3〜4世紀代の土師器がかなり細かくなった状態で折り重なるようにして出土しました。その種類は、甕や壺や高杯などの日常生活で使ったとみられるものが中心です。

▲古墳時代の土器集積(南から)
木製品では、土掘り具である鋤がほぼ完全な状態で取り上げることができました。これは説明会で展示する予定です。また、流路の深い部分から浅い部分にかけて数本の杭が並んで立っているのもご覧いただけます。これはいったい何でしょうか?

▲ 流路内の杭列
姫下遺跡では平安時代後期の灰釉陶器が多く出土していることも特徴です。西三河地域では、古代の集落はこれまで奈良時代から平安時代前期のものがよく確認されていましたが、それに続く時期の集落の様子はあまりよくわかっていませんでした。掘り込みの浅い竪穴建物跡が多数確認できました。

▲ 平安時代後期の竪穴建物跡

寄島遺跡