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2007年02月20日

名古屋城三の丸遺跡 調査速報 3

●調査課の加藤です。
 名古屋城三の丸遺跡では近世および戦国期の調査を進めています。
近世の遺物が大量に出土し、当時の生活の一端が見えてきました。さてその中で興味深い遺構が、太平洋戦争時の防空壕に一部がこわされていますが、室(むろ)です。室は保管のためにつくられた地下室のことです。この室からは近世の武家屋敷廃絶時に捨てられたと思われる遺物が大量に出土しています。
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▲近世の室

 その中には近世武家屋敷での精神生活を垣間見せるような遺物が出土しています。写真はミニチュアの家です。茶室を模したもので、箱庭道具としてつかわれたと考えられます。
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▲ミニチュアの家

 その他の遺構などからも当時の武士の生活の一端をうかがえるものがあります。ゴミ捨て穴からは大黒天や三猿の「きかざる」も出土しています。
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▲大黒天

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▲きかざる

 さらに興味深いのが男性・女性の玩具の一部。
男性像は束帯という正装をしているので天神などの神像と思われます。また女性像は島田髷(しまだまげ)と思われる髪型をしています。女雛(めびな)かもしれません。その他にも、土製の鳩笛・ニワトリの玩具も出土しています。
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▲人の玩具

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