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2007年01月19日
名古屋城三の丸遺跡 調査速報 1
●調査課の加藤です。
昨年11月より名古屋城三の丸遺跡の調査を開始しております。名古屋城三の丸遺跡はいろいろな場所で調査をされていますが、今回は裁判所の南側で三の丸土塁の間を調査しています。調査地点は、近世においては尾張藩上級武士の屋敷地として、近代においては旧陸軍第3師団の敷地として利用されてきました。

調査をすすめると、調査区に大きな防空壕が5つ確認できます。この防空壕はたいへん深く掘られた本格的なもので、また爆風を防ぐために横穴が何箇所も掘られた防空壕もあります。

また、旧陸軍を示す遺物として、旧陸軍の★の徽章の入った湯飲み・皿・茶碗や☆の中に「工三(工兵第三大隊)」の文字が入った茶碗、「砲三ノ二(野砲兵第三聯隊第二中隊の意味?)」の文字が入った湯飲み、歯ブラシ(「軍用歯刷子」と記されています)がみつかっています。

さらに、よくみつかるのが蹄鉄。終戦時における調査地点は「輜重兵第三聯隊」が近くにありました。輜重兵(しちょうへい)は軍馬などを利用して弾薬などを前線へ補給する部隊のことです。ですから、これらの蹄鉄は軍馬のひづめを守ったことでしょう。


寄島遺跡