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2006年11月20日

西浦遺跡 調査速報 5

●調査課の岡久です。
 豊橋市石巻町に所在する西浦遺跡の発掘調査速報の5回目です。今回は、中央北側のC・D区の1面目を紹介させていただきます。

1面目ではC区・D区ともに江戸時代の遺構が確認されました。まずC区は、Ba区の1面目と同様に、溝で区画された屋敷地と考えられます。主な遺構としては、調査区を縦断する南北方向の大溝とそれに平行する西端の大溝、南部の2基の井戸、中央北側の掘立柱建物跡などがあります。また、西端の大溝からは石積みの護岸も見つかっています。

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▲C区 全体 北から

D区は、近年の果樹園の耕作に関わる改変が著しく、調査区の約8割が撹乱という状況でした。そのため浅い小さな遺構のほとんどは壊れていたと考えられますが、それでも調査区を縦断する溝や、中央に地山を掘り込んだ大型の遺構が残っていました。
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▲D区 全体 北から

この大型遺構は、西側から南側の掘り方がえぐられているという特徴をもっています。この遺構が何であるかということは手掛かりが少なく大変難しいのですが、石を据えていたと考えられる痕跡があることや、排水用と考えられる溝につながること、そして俯瞰したときの全体の形状などから、石巻山を借景とした庭園の池ではないかと想像しています。
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▲D区 西から 石巻山を借景とした池状遺構

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