« 埋文展 古墳のムラ | メイン | 埋文展 中世のムラ »

2006年08月30日

埋文展 古代のムラ

○調査課 永井宏幸です。
現在、愛知県陶磁資料館で開催中の展示から、「ムラとやきものの移り変わり」にあわせて作成しましたイラストを、6回シリーズで紹介します。今回は4回目です。

nagahiro14.jpg
<<古代のムラ>>
 門間沼遺跡(一宮市)の発掘調査成果を基に想定復原しました。
 6世紀末から7世紀初にかけて中国に統一王朝隋・唐が相次いで成立すると、これに影響を受けて近隣諸国では国家機構を整備して国家形成が図られました。日本各地では古墳時代以来の豪族の集団関係を超える強い国家権力によって、大規模な治水・灌漑工事を伴う土地開発が行われるようになりました。
 縄文時代から古墳時代にかけて、日本列島では一般的に住居には竪穴住居が用いられてきましたが、古代(律令期)になると地面に長い柱を立て、高い壁を建てた掘立柱建物が用いられるようになります。ただしその普及には地域差があり、畿内をはじめ西日本では奈良時代までに竪穴住居から掘立柱建物へと移行しますが、愛知県では平安時代に、関東地方ではさらに遅れて普及するようです。また、古墳時代中期(5世紀)に朝鮮半島から須恵器生産技術などとともに竈が伝わり、住居や食事などの生活文化は大きな影響を受けました。

コメント