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2006年08月28日
埋文展 古墳のムラ
○調査課 永井宏幸です。
現在、愛知県陶磁資料館で開催中の展示から、「ムラとやきものの移り変わり」にあわせて作成しましたイラストを、6回シリーズで紹介します。今回は3回目です。

<<古墳時代のムラ>>
廻間遺跡(清須市)の発掘調査成果を基に想定復原しました。
弥生時代には地域において拠点的な位置を占める大規模な集落があり、拠点集落の周囲には小規模な村が点在しており、それらは水系などを介して地域社会や広域社会を構成していました。古墳時代に入ると弥生時代以来の大規模集落は姿を消し、比較的均質な小さいムラが各地でみられるようになります。首長層は一般的なムラから離れ、「居館」と呼ばれる大きな屋敷に住まうようになったからです。
一般に古墳時代のムラは竪穴住居と掘立柱建物で構成されていますが、政治文化の中心的な地域であった近畿地方でも掘立柱建物の普及は古墳時代中期以降で、中部地方では主に竪穴住居が住居として用いられました。弥生時代には平面円形や楕円形の竪穴住居が主流でしたが、古墳時代になると平面が方形化していきます。2~3棟程度の住居が小さなまとまりをもって建ち並び、小住居群がいくつか集まって一つの小さなムラを形成しました。

寄島遺跡