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2006年01月31日

埋文展展示資料紹介9 まじないの土器

○調査課の池本です。
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 今回はテーマ5から「まじないの土器」です。清須市の清洲城下町遺跡から出土したものです。
文字などが記されて、まじないを強くイメージできる土師器の皿を集めました。まず、左上と右下はよく似た墨書が見られます。中央をやや雑な線で四角く区切って、漢字の『水』を内側に並べます。外側の上下は不明ですが、左の星形は五芒星で右は九字です。この資料、今回ポスターにも使用しました。なお、右上は外底部に『仏』と大きく墨書され、左下は内底部に『南無阿弥□』と直接ヘラなどで刻まれています。
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2006年01月27日

埋文展展示資料紹介8 狛犬

○調査課の池本です。
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 今回はテーマ5から「狛犬」です。清須市の清洲城下町遺跡などから出土したものです。
 狛犬は神社の守護獣としてよく知られていますが、古くは宮殿とか寺などにも配置されていました。平安時代頃には獅子に一角の霊獣を加えて一対とすることが多くなったようです。狛犬は石像が一般的ですが、陶器で製作された狛犬も存在します。展示資料は霊獣の持つ神秘性と荒々しさは乏しく、むしろユーモラスな姿となっています。
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2006年01月25日

埋文展展示資料紹介7 泥塔

○調査課の池本です。
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 今回はテーマ5から「泥塔」です。
 清須市の清洲城下町遺跡から出土したものです。
泥塔は型作りの小塔です。通常は多数まとめて製作し、これを供養することで願い事をかなえようするものです。教典には泥塔の供養作法が記されたものもあり、特に密教と関わりが深いとされています。展示資料は上部が残っていませんが、ほぼ全体の形がわかり、塔の中には二体の仏菩薩が表現されています。
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2006年01月23日

埋文展展示資料紹介6 柿経

○調査課の池本です。
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 今回はテーマ5から「柿経(こけらきょう)」です。
 清須市の清洲城下町遺跡から出土したものです。
 柿経は短冊状の木片に書写した写経です。教典は主に法華経が選ばれました。展示資料も法華経の一部です。こうした作業は仏教では良い行い(作善)の一つと考えられたようです。出土状況は、経文順に概ね20枚で一束となっており、書体は同じ束の中では類似し、束ごとには異なったようです。多人数で写経が実施されたことがうかがえます。
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2006年01月20日

埋文展展示資料紹介5 馬のまじない

○調査課の池本です。
 今回はテーマ4から「陶馬」です。
 馬は水に関わる祭祀と関連すると言われます。また、祟り神の乗り物として製作され、わざと脚を折り取ることで祟り神の動きを封じるという祭祀もあるようです。
 日進市の折戸75号窯出土と伝える陶馬は、非常に写実的で精巧です。太い胴体に短い脚がつき、木曽馬などに見る日本古来の太くがっしりとした馬の姿に表現されています。
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2006年01月19日

埋文展展示資料紹介4 銭貨

○調査課の池本です。
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 今回はテーマ4から「銭貨」です。
 銭貨を祭祀に使用する例は各地で報告されています。写真は春日井市の松河戸遺跡から出土したものです。松河戸遺跡では、中世の居住域と水田遺構が見つかっています。水田遺構は出土遺物が乏しいのが通常です。しかし、松河戸遺跡では銭貨に限ればむしろ集中して出土しています。水田に関係する祭祀に使用されたのでしょうか。銭貨は約100枚ありますが、種類がわかる10枚はすべて渡来銭で、中でも北宋銭が多いようです。
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2006年01月17日

須ケ谷遺跡 西海塚遺跡 山王遺跡 調査速報

○調査課の永井邦仁です。

 須ケ谷遺跡、西海塚遺跡、山王遺跡は、稲沢市(合併前は中島郡平和町)須ケ谷・三宅地区に所在します。愛知県下水道科学館から南へ一直線に伸びる道路の拡幅工事に先立って当センターが平成17年11月より発掘調査を実施しています。このうち西海塚、山王遺跡についてはほぼ調査が終了しました。
san01.jpg●発掘調査風景

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2006年01月16日

埋文展展示資料紹介3 鉢

○調査課の池本です。
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 今回はテーマ3から「鉢(はつ)」です。
 一宮市の大毛池田遺跡と一宮市・葉栗郡木曽川町の大毛沖遺跡から出土したものです。
 鉢(はつ)とは仏と僧が使用する食物などを盛る器です。僧は戒律により物欲を断たねばならないのですが、生命維持に関わる私有物は認められています。私有物の最小の組み合わせは、三衣一鉢と言われております。なお、三衣は三種類の僧の衣装で、これには色・素材などに厳密な決まりがあるようです。

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2006年01月12日

埋文展展示資料紹介2 古墳時代のミニチュア土器

○調査課の池本です。
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今回はテーマ2から「古墳時代のミニチュア土器」です。
粗雑に作られた小さな土器で、とても実用には不向きで、祭祀に関わる資料群と考えられます。豊田市の本川遺跡から、古墳時代のケヤキ大樹の周囲から、通常サイズの土器といっしょに出土しています。祭祀の終了後に廃棄されたものでしょうか。
注連縄がしめられている大樹は現在各地で知られています。特別な樹木に対する信仰は現代でも継承されているのです。
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2006年01月10日

埋文展展示資料紹介1 人形代(人形) 

○調査課の池本です。
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 今回から 埋蔵文化財展の展示資料のうち代表的なものを紹介します。初回はテーマ2から「人形代(人形)」です。写真は春日井市の勝川遺跡から出土したもので、今回のポスターにも使用しました。
 古代では災いや病は穢れが原因とされ、逆にこれをうまく除けば安泰と考えられました。穢れは祓えによって除き、ここでは形代が多用されます。形代には人形・馬形・舟形などがありますが、特に有名なものは人形です。勝川遺跡の人形は表情や衣装などが墨で描かれています。裏面に『柚』の墨書がありますが、その意味は不明です。

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2006年01月06日

埋文展 墓制と周辺2

○調査課の池本です。

 埋蔵文化財展 の小テーマ画を紹介します。小テーマ6-3です。
 地下式壙を想像したものです。地下式壙について述べた論文に掲載された復元図を基に、死者に対する畏敬の念がなるべく表現できるように仕上げました。死者の頭には、春日井市の松河戸遺跡で見つかっている土葬墓を参考に烏帽子を被せました。
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2006年01月04日

埋文展 開発と祭祀2

○調査課の池本です。

 埋蔵文化財展の小テーマ画を紹介します。小テーマ4-6です。
 日進市の金萩遺跡は土器生産と関わる集落と理解されています。土器生産には燃料確保のために樹木の伐採が不可欠となります。これには祭祀が先立つものと想像して、その場面をイメージしたものです。窯焚き1回分の伐採範囲を注連縄で囲い、祭壇をもうけてその前面に僧を座らせました。
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