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2005年11月30日

埋文展 図録編集2

○調査課の池本です。

開催直前の埋蔵文化財展のご案内を致します。
 先日、2回目の図録編集会議が、安城市歴史博物館の館長室で開催されました。図録の準備は山場を迎えています。写真は編集会議の様子です。意見交換が繰り返されています。
 展示の内容も、まとまりつつあります。今回は6つのテーマを設定する予定です。各テーマにはそれぞれの内容に沿ったイメージ画がパネルで登場します。なお、同じものは図録にも掲載することになっています。
 テーマ画は現在全て完成直前までに仕上がっています。次回からここで各テーマ画をテーマ1から順に紹介します。
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2005年11月25日

弥生の『玉』象眼

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○調査課の赤塚です。

 現在、愛知県清須市内で朝日遺跡の調査を実施中です。
 朝日遺跡は県下を代表する弥生集落ですが、出土する遺物も半端ではありません。今回は、昨年度発掘調査しました遺物の洗浄作業中に発見された面白い資料をご紹介します。

土器の表面が赤く塗られたとても綺麗な壺。私たちはこの壺を「パレス壺」と呼称しています。その壺の口縁部(口の部分)になんと、ガラス小玉が埋め込まれていました。
 小さなブルーのガラス玉を半分に割って(右側は欠損)、粘土が比較的柔らかいあいだに、土器の表面に押し付けているようです。このような事例ははじめてで、まさに最古の「玉」象眼かもしれません。土器のカタチから、西暦1世紀の終わり頃のものと思われます。

12月からはじまる、安城市歴史博物館の「畏きものたち」「埋蔵文化財新出土品展」で展示する予定です。

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2005年11月24日

朝日遺跡 調査速報

○調査課の川添です。

 清須市・春日町・名古屋市に広がる朝日遺跡の調査を行っています。
 朝日遺跡は、尾張地域屈指の弥生時代大集落として全国的にも知られている遺跡で、大きくはそれぞれ環濠に囲まれた北集落と南集落とに分けられます。
asa07.jpg●発掘調査風景

>詳しくはこちらをご覧ください。

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2005年11月21日

埋蔵文化財展 図録作成

○調査課の池本です。

 現在、来月に開始する埋蔵文化展の準備が着々と進められています。 先週は埋蔵文化財センターの2階にある会議室で、図録の編集会議がありました。すでに紹介したように、今年度は安城市歴史博物館で、合同企画という形での開催となりますので、会議にはセンター職員だけでなく、安城市歴史博物館の学芸員も出席しています。
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2005年11月14日

埋蔵文化財展 チラシ

○調査課の池本です。 

 先回に続き、埋蔵文化展のご案内を致します。 今回は原案が固まったポスター・チラシの紹介です。 黒を基調としたデザインで、赤でこれを強調しています。 畏きモノたちは見ることができず、存在を感じるのみと考えられていました。存在を示すとさせる自然現象には光・音・風などが代表的ですが、このうち紙面で表現できるのはは光だけです。 
 光は闇の対極です。このため背景には漆黒の闇を表現するために黒を使用しました。同時に人間界の外側も象徴させています。 
 左上から右下に伸びる光芒は『阿弥陀来迎図』をイメージしたものです。さらに今回の展示資料のうち代表的な資料2点、勝川遺跡出土の人形木製品と清洲城下町遺跡出土の五芒星と九字の墨書を持つ土師器皿を配置しました。
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2005年11月07日

埋文展 図録作成中

調査課の池本です。

先回に続き、埋蔵文化展のご案内を致します。
現在、図録の編集中です。埋蔵文化財センターの3階にあるスタジオでは図録に掲載する写真の撮影が続けられています。
撮影台に載せられているのは、展示予定の狛犬です。狛犬は現在でも神社などでよく眼にする非常に身近な獣形の守護神です。どういう置き方で撮影すれば、狛犬のイメージがうまく伝わるか、カメラマンが思案しています。レンズを覗き、配置を換えて、またレンズを覗く……。1枚の写真に1時間以上かけた場面もありました。
図録は約100頁を予定しています。展示資料の写真だけでなく、以前に紹介したイメージキャラクターや展示パネルとして制作する祭祀のイメージ画なども掲載した、「絵本」としても楽しんでいただけるような内容を目指しています。

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木製品の樹種同定

調査課の鬼頭です。

木製品がどのような種類の木を用いて加工されているのか。木の種類は、その細胞の形や並び方などを顕微鏡で観察して決めます。「樹種同定」とよばれます。プレパラートにして観察しなければならないので、光が透けるくらいに木を薄く切りとらなければなりません。写真のようにカミソリを使って、息をとめて慎重に切り取ります。うまく切り取れるのか、はたまた指にケガをするのが先か、手先の器用さが要求される作業です。

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2005年11月04日

水槽から出した木製品

調査課の鬼頭です。

保存処理の完了した木製品を水槽から取りだしました。出土した木製品は、木材の中の水分を樹脂に置きかえる保存処理をおこなって、木材の形を維持します。ポリエチレングリコールという樹脂を使います。この樹脂はロウソクのロウが熱により溶けて液体になるように、60度を超えると溶けて木材の中に染みこみます。そのため、木製品が漬けられている水槽はつねに暖かく保たれています。樹脂を完全に染みこませるには長い時間が必要です。写真でみられる木製品は昨年の夏に漬けこみました。

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