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2005年09月22日
桜鐘古窯群 押印文
こんにちは、調査課の池本です。
現在、13世紀後半知多市桜鐘古窯群(さくらがねこようぐん)の整理作業と報告書執筆をしています。以前はここで桜鐘古窯群出土の鳥をモチーフとした押印文を紹介しました(2005.7.29)。その後整理作業も進み、遺跡全体の押印文が集計できたので紹介します。
今回の桜鐘古窯群の調査では7基の窯体を検出しました。出土遺物は整理箱に200箱と窯業遺跡にしては少ない量となっています。調査区が灰原に及んでいないことが主な理由です。それでも出土資料で確認できた押印文の総数は75種類もあります。このうち半分くらいが複数の窯体で確認できますので、窯体1基では12種類以上となります。
押印文はスタンプによるものです。スタンプ本体が生産作業下でどんな管理をされていたのかはよくわかっていませんが、スタンプの窯体間移動はそれらの有機的な関連性を示唆させます。また、前回も述べましたが、同じ押印文の土器を他の集落遺跡などから探し出すことができれば、流通状況の解明にも活用できるかもしれません。ただし、この作業とても大変です。資料は桜鐘古窯群だけで75種類もあるのですから。


寄島遺跡