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2005年07月29日

桜鐘古窯 鳥の押印文

こんにちは、調査課の池本です。
 現在、知多市桜鐘古窯群(さくらがねこようぐん)の整理作業と報告書執筆をしています。 
 桜鐘古窯群は13世紀後半のいわゆる中世常滑焼を生産した窯跡です。中世常滑焼といえば、壺・甕などの大型品の生産がよく知られていますが、ここでも同様に壺・甕・鉢などが目立ちます。このうち壺・甕類は、外面の肩部にスタンプが押されることが一般的で、押印文と呼ばれています。
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 桜鐘古窯群には鳥をモチーフとした個性的な押印文があります。写真がそれですが、鳥が羽を広げた姿を円形に図案化しています。家紋かもしれません。こうした図案はツルがなじみ深いのですが、この事例は頭部に鶏冠状の表現もあり、どうやらツルではないようです。
 この資料は中世常滑焼の流通状況の解明にも活用できるかもしれません。同じ押印文を施した資料を各地の遺跡から探し出すことができれば、製品の製作場所とその消費地を特定できるはずです。鳥の押印文は非常に特徴的となりますから、この作業が比較的容易となるはずです。
 ひょっとすると、これを読んでいる方ですでにご存知の方もいるかもしれません。教えていただけるとありがたいのですが。
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