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2005年06月07日

安土城考古博物館「王権と木製威信具」

調査課の樋上です。

6月5日まで滋賀県立安土城考古博物館にて、春季特別展「王権と木製威信具」が開催されていました。

当センターが調査しました、愛知県清洲町朝日遺跡出土の装飾付鉢や豊田市川原遺跡出土の琴などが出展いたしました。その記念講演会での発表要旨をご報告いたします。

「木製品の階層性」
 ここでは特に、首長(王)が自らの権威を示すために手にした儀杖形木製品の系譜について、弥生前期から古墳中期までの出土例を全国的に概観しました。そのなかで、弥生時代の儀杖形木製品には棍棒や石棒形など、縄文時代の系譜を引くものが多いこと、古墳初頭には朝鮮半島南部の儀杖形鉄製品の影響を受けつつ、立ち飾りをもつ儀杖形木製品が出現し、そのカタチが木製品から石製品(玉杖・琴柱形石製品)・土製品など、様々に素材を変えつつ受け継がれていくことをお話しました。
これについては、近いうちに論文としてまとめる予定です。
higami-01.jpg
5月29日(日曜日)
於 安土城考古博物館セミナールーム