2005年06月29日
報告書概要公開
調査課 情報センターです。
今回は,『発掘調査報告書 第124集 宇トゲ窯跡・中洞窯跡』の概要を説明したドキュメントを作成しました。
報告書のPDFをダウンロードする前の、内容のご確認にご利用ください。
| コメント (0) | Category:お知らせ2005年06月27日
瓶子窯跡出土の人名陶片
調査課 武部です。
瀬戸市・瓶子窯跡(へいじかまあと)の報告書執筆、整理作業をしています。ここは「茶入」を大量に焼成していたことで大変著名な窯で、17世紀に2基の窯が操業していたことがわかっています。今回の調査で、人名を書いた陶片が300点ほどみつかりました。大きさは4~5センチ程度、製品と一緒に窯で焼かれています。注文主を示す付札と思われます。そのうち「柳生兵助」と読めるものは、尾張藩の剣術指南役を務めた藩士、柳生厳包(としかね)(連也(れんや),1625~1694年)である可能性が高く、「(連也は)...牡丹をすき、茶入をすきて、瀬戸にて大分焼かせぬ。」と江戸時代の随筆にある記述を裏付ける資料となってきました。剣豪にして茶人、という人物に興味は尽きませんが、他にも尾張藩士と特定できる人名が数点あり、瓶子窯跡の非常に特殊な生産のありかたが浮かびあがってきました。

2005年06月24日
入門講座「保存処理編」
調査課情報センターの堀木です。
新入門講座シリーズの「保存処理編」を公開しました。
最新の遺物のとりあげ方法や保存処理の方法を紹介しています。
ぜひ、ごらんください。
「分析編」も編集中です。まもなくOPEN予定です。
>保存処理編
2005年06月22日
報告書概要公開
今回は,『発掘調査報告書 第126集 長谷口遺跡』の概要を説明したドキュメントを作成しました。
報告書のPDFをダウンロードする前の、内容のご確認にご利用ください。
| Category:お知らせ2005年06月21日
窯跡からのメッセージ
調査課の川添です。
最近、瀬戸市の中洞窯跡など中世の窯業遺跡に関わることが多いですが、灰原に棄てられた窯の製品の中に、「使われた」陶器片があるのに気づきました。よく見ますと、摩滅したり、剥離を起こしたりと、そのあり方はさまざまです。
このような陶器片には、山茶碗の碗・小皿・片口鉢や古瀬戸の皿類などの、胴部片・底部片が利用されています。手ごろなものをそのまま使用する場合もあれば、手に持ちやすいようにでしょうか、あらかじめ陶器片に加工を施してから使用しているものも見られます。
このような陶器片は、大府市森岡第1号窯跡群・常滑市四池A古窯跡でも報告されています。また、近日報告書が刊行予定の瀬戸市凧山C窯跡でも類例が見つかりました。さらに古代の窯跡として知られる、三好町黒笹40号窯跡でも同様の陶器が報告されています。類例は、時代を問わず各窯跡に広がるようですが、使われ方は各窯で異なるかもしれません。
灰原から出土する陶器片は「失敗品」ですが、そこに至るまでにいくつかの経緯がありそうです。これらの陶器片は、灰原出土遺物を「失敗品」として一括することへの警鐘となるだけではなく、各窯での窯業生産の工程を見直すきっかけになると考えられます。
詳しくは、各報告書をご覧下さい。

2005年06月17日
10万アクセス

maibun.com開設から10万アクセス。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
入門講座「遺物整理編」
調査課情報センターの堀木です。
新入門講座シリーズの「遺物整理編」をリニューアルしました。
最新の遺物整理方法を紹介しています。
ぜひ、ごらんください。
「保存処理編」・「分析編」も編集中です。まもなくOPEN予定です。
>遺物整理編
2005年06月16日
微化石をみる
調査課の鬼頭です.
現在,愛知県岩倉市にて「御山寺遺跡」を発掘調査中ですが,当時の水田があるかもしれないとのことで,土の中の顕微鏡サイズの化石をみました.水田の確認には「植物珪酸体」とよばれる植物のもつガラスをみつけます.今のところ,残念ながら水田と言えるものはみつかっていません.いっぽう,藻の仲間の化石が多く,ほぼ完全な形で多くみつかります.水生植物の生える流水環境であったことがわかります.現在の調査地周辺も水量は豊かです.
いつの頃からこのような環境となったのか,たいへん興味のあることがらです.
●御山寺遺跡 珪藻
2005年06月15日
御山寺遺跡 調査速報 001
調査課の永井(邦)です。
御山寺遺跡(ごさんじいせき)は、岩倉市の中心にある岩倉城跡から北西約1.5kmに位置する、古墳時代から近代までの遺構・遺物が確認される遺跡です。昨年度から発掘調査を実施し、今年度も名鉄犬山線の東西両側で10月までの期間で調査を進めています。
●遺跡全景
2005年06月14日
木製品水槽の清掃
調査課保存担当の鬼頭です.
木々の緑がさらに濃くなり,気温も一段と高くなりました.気温の上昇とともに生物活動も活発となります.出土した木製品を保管しておく水槽にも,いつの間にかふ化した昆虫類や藻の仲間が目立ちはじめました.
水槽の中で優雅にコロニーをつくっている生物には申し訳ないですが,6月8日に水槽の清掃をしました.水替えはもちろんのこと,汚れを落として不織布でくるみ直します.数人がかりで運ばなければならないものも多く,たいへんな作業です.
これらは保存処理をされた後,みなさんの目に触れるのを待っている木製品です.
●水槽掃除
2005年06月13日
報告書概要公開
『発掘調査報告書 第128集 荒山古墳群 』の概要を説明したドキュメントが追加されました。
報告書のPDFをダウンロードする前に、内容を概観できるように作成しました。
ぜひ、ご参考にしてください。
| Category:お知らせ2005年06月09日
PDFダウンロード追加
調査課情報センターの堀木から、
刊行物PDFダウンロード開始の案内です。
『名古屋城三の丸遺跡VII』 愛知県埋蔵文化財センタ−調査報告書第127集
『I-G-2号窯跡』 愛知県埋蔵文化財センタ−調査報告書第129集
『南木戸遺跡』 愛知県埋蔵文化財センタ−調査報告書第130集
2005年06月07日
安土城考古博物館「王権と木製威信具」
調査課の樋上です。
6月5日まで滋賀県立安土城考古博物館にて、春季特別展「王権と木製威信具」が開催されていました。
当センターが調査しました、愛知県清洲町朝日遺跡出土の装飾付鉢や豊田市川原遺跡出土の琴などが出展いたしました。その記念講演会での発表要旨をご報告いたします。
「木製品の階層性」
ここでは特に、首長(王)が自らの権威を示すために手にした儀杖形木製品の系譜について、弥生前期から古墳中期までの出土例を全国的に概観しました。そのなかで、弥生時代の儀杖形木製品には棍棒や石棒形など、縄文時代の系譜を引くものが多いこと、古墳初頭には朝鮮半島南部の儀杖形鉄製品の影響を受けつつ、立ち飾りをもつ儀杖形木製品が出現し、そのカタチが木製品から石製品(玉杖・琴柱形石製品)・土製品など、様々に素材を変えつつ受け継がれていくことをお話しました。
これについては、近いうちに論文としてまとめる予定です。

5月29日(日曜日)
於 安土城考古博物館セミナールーム
時を測る
調査課の赤塚です。
名古屋大学博物館にて開催中の
特別展「時を測る」地球誕生から中世まで
その講演会(6月5日 日曜日)の内容をご報告いたします。
「邪馬台国時代の東海の風景」
名古屋大学加速器質量分析(AMS)研究の成果を受けて、邪馬台国時代の暦年代を50年ほどさかのぼらせて考えてみました。あくまで土器編年を基軸にしたものであり、暫定的なお話しです。すると、濃尾平野における邪馬台国の時代に相当する土器はS字甕に代表される「廻間II式」土器だということになります。この時代にはすでに大型の前方後方墳や、一宮市の八王子遺跡の大型方形区画のような特殊な遺構群が出現しており、当地域には一つの独自の文化が存在していたことが明白となってきました。
なお展示会は7月31日(日曜日)まで
年代測定に用いたS字甕などが展示されています。
2005年06月06日
東海の弥生フロンティア
調査課の赤塚です。
東名阪自動車道路の清洲東IC(愛知県西春日井郡清洲町)
この周辺には弥生時代の大集落「朝日遺跡」が所在します。
当埋蔵文化財センターが発掘調査しました素晴らしい出土品が
大阪府立弥生文化博物館で開催中の
「東海の弥生フロンティア」展で展示中です。
その他に一宮市の西上免古墳出土土器や
豊川市の麻生田大橋遺跡出土の土器棺など
6月26日まで開催。
私も図録に特別論考という事で参加させていただいてます。
また狗奴國のお話ですが・・・。
2005年06月03日
入門講座「発掘調査編」
調査課情報センターの堀木です。
新入門講座シリーズの「発掘調査編」をリニューアルしました。
近年の発掘調査風景を素材にしたものです。
ぜひ、ごらんください。
画像も大きく、わかりやすく工夫したつもりです。
他の講座も編集中です。まもなくOPEN予定
>発掘調査編
maibun.comリニューアル計画
調査課の赤塚です。
トップページが変わりました。
夏に向けてmaibun.comを全面リニューアルを計画中です。
いままでのコンテンツは原則的にそのまま引き継ぐつもりでおります。
皆様に分かり易く、親しみやすい内容をめざし再構築中。
ご期待下さい。

寄島遺跡