2039
下呂石。石錐。写真1は正面右側辺。右側辺は素材の直角の折れ面を錐部に利用し、ハードハンマーの押圧剥離で折れ面を整形加工している。写真2は錐部の裏面である。右側辺にみえる加工は打点が明瞭でバルブが発達し、急角度の押圧剥離の様相をよく示している。写真3は正面の右側辺にある器体の整形加工である。平らな剥離はハードハンマーの押圧剥離によるものである。
2045
珪岩。石錐。2039と同様に片側辺に直角の折れ面を作り、その辺と向かいの辺で錐部を形成している。写真1は折れ面の向かいの辺でハードハンマーの押圧剥離で急角度に加工されている。写真2は錐部の裏面の写真で、急角度の押圧剥離の打点部分がよく見える。打点の径はほぼ1@である。