慕帰絵詞-ぼきえことば-

 「慕帰絵詞」は、親鸞の後継者覚如(1270〜1351)の伝記で、全10巻から成ります。観応2(1351)年に成立しましたが、1巻と7巻が失われ、文明13(1481)年に補作されたので、室町中期の世相と南北朝時代のものとが見分けられる興味深い資料です。どちらの描写もきわめて写実的で、当時の寺院生活・民衆文化を良く伝えています。西本願寺所蔵。

参考URL : 国立国会図書館デジタルコレクション
 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2590848

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